平成30年1月、当部管内において、釣りを終えたプレジャーボートが帰港するため機関を起動しようとしたところ、バッテリー上がりにより、機関が起動せず運航不能となり、曳航救助される事故が発生しました。
海上での運航不能は、波浪による転覆、浅瀬等へ乗揚げ、他船との衝突といった引き続く事故を招く蓋然性が高く非常に危険であるにもかかわらず、例年、バッテリー上がりのほか燃料欠乏といった単純な原因による運航不能の事故が発生しています。
出航前点検の実施のほか、万一に備えて、予備バッテリーや予備燃料を積んでおき、同種事故の発生防止に努めて頂きたいと思います。
また、機関故障の発生に備え、あらかじめ仲間の船やマリーナ等の救助艇による救助体制をあらかじめ確保するよう心がけてください。
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