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2011.Apr.15 巡視艇すがなみで応急操舵訓練が行われました。
3名の乗組員が交替した「巡視艇すがなみ」が応急操舵及び被曳航訓練を行いました。
応急操舵訓練は、船橋で舵輪での舵取りが不能になった場合に、乗組員が舵機室(舵取装置がある後部区画)に入り舵を動かす訓練です。 舵機室において舵輪の制御によらずに手動で舵機を制御するもので、あくまでも船が航行できる状態(主機「動力用エンジン」と補機「発電機」が正常稼働すること)にあることが条件です。 被曳航訓練は、本来あってはならないことですが、巡視船艇が何らかの原因で航行不能となり、他船に救助を求る安全な場所まで曳航してもらうことを想定した訓練です。 この日は、午後から天候が悪化するとの予報があり、風も徐々に強さを増してきていましたが、それに負けじと全員がこの訓練に臨みました。 まずは船橋内において舵が効かなくなったとの想定で、乗組員が舵機室に向かい、新乗組員が中心となって応急操舵訓練を実施。 その後、すがなみ前部甲板上において、被曳航訓練を行いました。 新乗組員にとっては、初めての訓練となり、1つ1つ作業を確認しながらの慣熟訓練となり、教える側の乗組員は、指導とともに改善点を見い出すなど、次に繋がる訓練となりました。 船橋において、緊急事態(船橋での操舵不能)の想定で訓練開始 舵機室において、舵機を動かすための訓練を行います。 ※舵機を操作して面舵・取舵の制御をしますが、指令は船橋から伝えられます。
今回の被曳航訓練は、岸壁からロープを取り訓練としました。 |
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