当部所属の巡視船たかとり（３５０トン消防機能等強化型）が、えい航作業実施訓練を行いました。
　自動車事故のように件数が多くない船舶海難ですが、場合によっては非常に大きな事件に発展する場合もあり、大きな船であれば、エンジン故障で自走できない船が陸地に流され座礁、燃料油の流出が発生し、自然環境に大きな打撃を与えるといった事故も発生しています。
　海難は、無い方がいいことは言うまでもありませんが、発生してしまった場合には、日頃の訓練がものをいいます。
　今回は、自走できない船を安全な場所まで曳くことを目的として、曳航準備から曳航開始、安定航行までの訓練です。