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 2010.May.17 ライフゼム(空気呼吸器)を使った救難対応訓練
 
 巡視船は、ひとたび出動がかかれば、現場に急行し、あらゆる手段を駆使し、人命救助や国民の財産を守るための作業にあたります。
 現場において、レスキューを確実に行うためには、事故や災害などを想定した対応訓練を実施し、本番に備えるしかありません。
 今回は、「火災等により有毒ガスが発生した状況下において救難作業を行う」という想定で、当部所属の「巡視船たかとり」乗組員が、ライフゼム(空気呼吸器)を装着してのサーキットトレーニングを行いました。

▼ライフゼム(空気呼吸器)とは:
 ライフゼムは、災害現場や事故現場などにおいて、救難隊員が装着している面体(顔面)を覆うマスクと空気ボンベのセットをこう呼びます。
 防塵マスクなどと違い、外気の混入を100%シャットアウトできるので、有毒なガス(煙)などが発生している火災などの現場や事故現場において着用され大きな効力を発揮します。

装着訓練
まずは装着するところからです。
元特殊救難隊員の山本船長自らが指導監督に当たりました。
 
サーキット1
足の自由がきかない場所を腕の力で装備を背負い異動します。

サーキット2
空気ボンベを背負ったまま、船の狭いハッチから出入りする訓練


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