秋晴れのもとで犬吠埼灯台140周年記念セレモニー開催
房総東岸の銚子市犬吠埼において、地元のシンボル犬吠埼灯台の点灯140周年を祝う記念セレモニーが行われました。
明治7年11月15日の設置から140年を迎えた11月15日(土)、この秋一番の晴天にも恵まれるなか、灯台構内に設けられたセレモニー会場では、地元千葉県、銚子市の来賓関係者をはじめ、この日灯台を訪れた参観者が一体となって節目を迎えた灯台を祝福しました。
セレモニーは、当時、灯台の設計・監督を行ったリチャード・ヘンリー・ブラントンの出身地であるスコットランドの民族楽器・バグパイプの演奏で厳かに開会し、来賓祝辞では、越川信一銚子市長が「幾多の困難や風雪に耐えて今日もなお現役であるこの灯台は市民に多くの勇気を与えてきた。まさに銚子のシンボルです。」と力強く語りました。
そのあと、銚子市立高神小学校による灯台150周年に向けたタイムカプセルの設置が披露されました。
タイムカプセルに用いられた容器は、かつて大きな港の防波堤灯台で使用されていた「光を発する部分」で「灯ろう」と呼ばれるものです。
この灯器は、既に役目を終えていたところ、この度の140周年に併せてタイムカプセルとして、全校児童195人全員による「10年後へのメッセージ」を記したカードを大切に保管することになりました。
この代表として式典に参加した川端ひなさんは、「私たち全員のメッセージを10年間見守ってください」とタイムカプセルに寄せる思いを話しました。
そのほか、式典では、灯台をモチーフとした原付バイク用のご当地ナンバープレートの入賞作品が発表され、また、式典終了後には、灯台前広場で踊りや音楽が盛大に披露されました。
この日の灯台は、多くの皆様から心のこもった祝福を受けていました。
セレモニー開会(バグパイプ演奏) |
ご来賓の方々 |
越川 銚子市長 による祝辞 |
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堀部 第三管区海上保安本部長 による祝辞 |
楢原 銚子海上保安部長 による祝辞 |
「10年後へのメッセージ」披露(高神小学校) |
タイムカプセル封かん |
海上保安庁長官感謝状の伝達(犬吠埼ブラントン会) |
よさこい踊り(黒潮美遊) |
灯台イメージソングの演奏(SALCAL) |
タイムカプセル設置後 |