「灯台の町」に「灯台の小学校」誕生!

銚子海上保安部は、10月7日、犬吠埼灯台の点灯140周年に併せた地域連携強化の一環として、灯台至近に所在する銚子市立高神小学校別のウィンドウまたはタブで開きますを「灯台の小学校」(海上保安協力校)に指定するための指定式を実施しました。

高神小学校は、犬吠埼灯台の最も至近に位置する小学校として犬吠埼灯台が誕生した明治7年の2年後に銚子市愛宕山に開校した歴史ある小学校です。

銚子海上保安部では、犬吠埼灯台が140歳を迎える節目の年に当たり、「児童の皆さんに、海の美しさや、海での安全、海の仕事、船や灯台のしくみを理解していただくために協力していきましょう。」と学校側にご提案したところ、学校側からは、海岸付近にある学校として「海に親しむ、海のことを考える教育」により深く取組みたいとの意向が示され、今後末永く、高神小学校と海上保安部が力を合わせることになり、この日の指定式に至りました。

指定式は、全校児童が体育館に集合し、校歌斉唱から厳かに始まりました。

式の中で楢原銚子海上保安部長は、
「昨日は、台風18号の通過で学校も休校になったそうですが、本日、皆さんと一緒に海上保安協力校の指定式が無事に行われることにほっとしています。
高神小学校は、創立が犬吠埼灯台とほぼ同時期の明治9年12月で138年の歴史があり灯台とは兄弟の関係ですね・・
これからは、灯台の歴史や役割をはじめとして、海の素晴らしさ、海での安全、海を美しくすることの大切さ、船のしくみなど海に関する様々なことについて、私たちと一緒に勉強し、交流して行きましょう。」
と児童にやさしく語りかけ、児童代表の6年生に「指定書」を読上げて手渡しました。

指定式のあとに行った児童とのふれあいの時間では、低学年児童に「うみがめマリンの大冒険」の紙芝居を実演、高学年児童には、犬吠埼灯台の素晴らしい動画映像を見てもらい、その後。灯台の歴史などのお話をしました。

最後に高学年児童の代表からは、「灯台は、お爺さんお婆さん、お父さん、お母さんの世代から身近な存在でした。僕たちもこれからずっと灯台を身近な存在に感じて親しんで行きたいです。」という心もこもった言葉がありました。

早速の取組みとして、来る11月15日(土)に行われる「犬吠埼灯台140周年記念セレモニー」では、10年後の150周年に向けたタイムカプセルに全児童がメッセージカードを収納することとしています。

有田校長先生のお話し
有田校長先生のお話し
楢原海上保安部長のお話し
楢原海上保安部長のお話し
指定書を掲げる児童代表
指定書を掲げる児童代表
学校へ寄贈された3D海底地形図
学校へ寄贈された3D海底地形図
ふれあいの時間(紙芝居「うみがめマリンの大冒険」)
ふれあいの時間(紙芝居「うみがめマリンの大冒険」)
ふれあいの時間(灯台のお話し)
ふれあいの時間(灯台のお話し)