ガソリン船外機は、整備不良や操作ミスがあると、すぐに起動できないばかりか、起動したとし
てもすぐに停止しやすくなってしまいます。ミニボートが起こす海難の種類で2番目に多いのが
機関故障であり、多くは出航前に整備や点検をきちんと行われていれば防ぐことが出来ること
からもいかに重要なことかがわかると思います。
詳しくはこちらをご覧下さい
ミニボートに乗る等マリンレジャーを楽しむ際に必ず身につけていただきたいのはライフジャケッ
トです。暑い日に着るなんて暑苦しいと思われる方が多いと思いますが、海難に遭った際に着
用しているかどうかで大きな違いが出ています。
ミニボートは喫水が浅いため、ある程度水深が浅いところでも航行可能です。しかし、場所によ
っては暗礁が多く、誤って座礁してしまい、ボートに穴が開くなどする恐れがあります。
事前に海図等で暗礁の位置等を調べることで、注意深く航行することにより海難を防止するこ
とが出来ます。また、天気が急に悪くなってしまったり、エンジンに異常が起きたときなど、あら
かじめボートを着けることの出来る場所(避難場所)を調べることにより、そのような状況になった場合でも冷静に判断して行動することが出来ます。
航海計画を立てる上で時間は最重要項目です。

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の3点を決めて出港しましょう。また、帰港時間は家族等
に知らせるようにしましょう。予定より遅く帰港する場合、必ず連絡して下さい。
なお、夜間は暗く大変危険なため出入港ともに日が出ている間に行うようにしましょう(日没時
間の確認もお忘れ無く…)。
出航後の注意点はこちらから
ミニボートで出航する前に次の事項を計画したり、確認するようにしましょう。
ミニボートは波の高い日は転覆しやすく、視界が悪い日は周りが見えにくく、他船との衝突や浅
瀬に乗り上げる恐れがあるなど天候が悪い日の航行は非常に危険です。
あらかじめ中止の基準を決め、気象の情報をチェックし、天候の悪い日の航行は控えましょう。
また、出港時には天候が良くてもいきなり悪くなることもあるので出航後も情報を入手しつつ、悪
くなるようであったら躊躇無く引き返しましょう。