伊豆半島の東岸では、南西の風が吹いた時に釣り愛好者が高波にさらわれる事故が頻発しています。
伊豆半島西岸では、南西の強風が吹くと海が大荒れになり、誰も釣りをしないため事故が少ないものと考えられますが、
伊豆半島東岸では、同様の風が吹いた時、伊豆半島の山々に遮られて非常に弱い風になるか、或いは陸岸線に沿って強い南西〜南南西の強風が吹くかの両極端な気象・海象の変化があるため、
突発的に発生した高波に釣り愛好者がさらわれる事故が発生しているものと考えられます。
南西の風が吹いている時は、伊豆半島西岸の気象・海象もチェックしておきましょう。
例え現状で海上が平穏であっても「海が荒れ始めたら帰ろう・・・。」では手遅れになりかねません。
もちろん、風の有無にかかわらず、滑りやすい磯場の多い伊豆半島で釣りをする時には、ライフジャケットを必ず身に着けましょう。 |
●釣り上げた魚、財布、携帯電話、釣り竿等の大切な物を海に落としそうになった時、必死になるあまりバランスを崩して海中転落する事故がしばしば発生しています。軽い携行品についてはバネ状のストラップで落下防止措置をしておきましょう。
一方、風に飛ばされたパラソルやクーラーボックスに引きずられ、海中転落する事故も発生しています。重量物はロープで岩や杭などに繋いでおきましょう。
●沖磯又は離岸堤にゴムボートで渡って釣りをしていたところ、ゴムボートが風で飛ばされ、帰還不能に陥った事故が発生しています。係留索は岩や杭などにしっかりと繋いでおきましょう。
●干潮時刻を確認し、干潮時に現れる砂州を渡って岩礁に釣りに行ったところ、潮位が十分に下がらず、帰還不能に陥った事故が発生しています。潮位もよく確認して下さい。 |
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