令和3年、アスパム灯台は昭和36年の初点から60周年を迎えました。
 エジプトのアレキサンドリア港の入口、ファロス島に建てられたファロス灯台(紀元前279年)に始まるといわれる航路標識の歴史とアスパム灯台60年の歩みをご紹介します。
 同日、青森駅前に新たな賑わいの拠点として完成したあおもり駅前ビーチにおいてもライトアップ等夜間のイベントが開催されており、訪れた多くの人々がビーチと共にSNS映えするデザインとなった夜間のアスパム灯台の風景を楽しんでいました。
 青森海上保安部では、「あおもりアスパム灯台ポスト」事業開始を記念し、令和3年7月22日(木)の日没から21時まで、同灯台を初めてライトアップしました。

周辺の青森市中心街ではアスパム灯台等が描かれた特製ポストカードが無料で配布され、また、令和3年11月30日までの期間中に投函された手紙やはがきには特製の消印が押印されるということもあり、初日から多くの家族連れで賑わいました。周辺の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、ねぶたの家ワ・ラッセや青森県観光物産館アスパム等とともに青森市のベイエリアを一体に楽しめる新たな観光名所の一つとなることが大いに期待されています。
 なお、同ポストには、毎年4月1日から冬期に灯台までの通路が閉鎖となる前の11月30日まで、9時から20時までの間、投函可能です。

 同日、「灯台ポスト完成除幕式」が開催され、小野寺晃彦青森市長、山下雄一郎青森海上保安部長ら関係者が除幕をして完成を祝いました。
 令和3年7月22日(木)、アスパム灯台にて「あおもりアスパム灯台ポスト」事業が特定非営利活動法人あおもりみなとクラブ(渡部正人理事長)により開始されました。口に見立てた灯台基部の通路をくぐり灯台正面に設置された郵便ポストに願いを込めて投函すると、灯台が願いを飲み込み成就するというストーリーのもと、アスパム灯台陸上側の一部には地元デザイナーにより水をイメージしたペイントが施されました。
  青森港北防波堤西灯台(青森県青森港)は、1961(昭和36)年11月15日の初点以来、永きにわたり青森港に入出港する青函連絡船等多くの航行船舶の安全を見守ってきました。
 同灯台は、当初、どこの港にもあるような白色塔形の防波堤灯台でしたが、平成16年、港や防波堤の景観にマッチするよう青森市の背後に広がる八甲田山をモチーフにした現在のデザインに生まれ変わっています。直近には青森市のランドマークの一つとなっている高さ約76メートルの正三角形の建物、青森県観光物産館「アスパム」があることから、以来、同灯台はその形状から「アスパム灯台」と通称され、多くの地域の方々に親しまれてきました。
 今般、ここアスパム灯台において「あおもりアスパム灯台ポスト」事業が開始されましたので、その概要をご紹介します。
 










      


     【 「あおもりアスパム灯台ポスト」事業開始 】






       



      


































     【 アスパム灯台ライトアップ 】



              





















     【 航路標識の歴史とアスパム灯台60年の歩み 】