海難防止 |
釣り中における事故防止について | |
〜安全に釣りを楽しむうえでのチェックポイント〜 冬期編はこちら |
事故の特徴 |
釣り中の事故は、岸壁又は防波堤から誤って海中に転落し、死亡してしまう事例が多く 原因としては、 ・足場の悪いところが多く、滑りやくなっています。 (晴れていても、防波堤上は波がかぶって滑りやすくなっていることもあります。) ・岸壁上はビット(係船柱)、係留索などの障害物が多く、つまずくことがあります。 ・夜間は照明設備がないため、足元が見えなくなります。懐中電灯などを準備しましょう。 これらの事故を防止するためには、まず、釣り場の地形や障害物の状況に注意し、 足元には十分に気をつけることが大切です。 その他、次の事項に注意して楽しく安全に釣りを楽しんでください。 |
チェック1 自己救命策確保の励行(自分の命を守る3つのポイント) |
自己救命策確保とは・・・ 【その1】まずは浮くこと! 「ライフジャケットの常時着用」 万が一、海中に転落した場合、海に浮いていることが大切です。 浮力を確保するため、必ずライフジャケットを着用しましょう。 【その2】そして救助要請! 「携帯電話等の連絡手段の確保」 万が一に備え、防水タイプ又は防水パックに入れた携帯電話を携行しましょう。 速やかな救助要請は、速やかな救助につながります。 【その3】通報先は118番! 「118番の有効活用」 海で事故に遭ったり、事故を知ったときは、直ちに「118番」に救助を要請しましょう。 |
※ 留萌管内では、雄冬地区の一部で携帯電話の不感地帯があると言われてますので、 釣り場に到着した際には、通話が可能か確認することも大切です。 |
チェック2 気象・海象に注意 |
海では天候が急変することがあります。 最新の気象情報を入手し、天候を確認して、荒天が予想される場合は出発を中止しましょう。 また、常に海上模様や雲の動きに注意し、海が荒れる前に釣りを中止する勇気も必要です。 ちょっとした無理が命取りになります。 海上保安庁では、インターネット・携帯電話等によりリアルタイムで気象情報が入手できる 「海の安全情報」を運用しておりますので活用してください。 くわしくは、留萌海上保安部ホームページから「海の安全情報」にアクセスしてください。 |
チェック3 単独行動はダメ |
海では何が起こるかわかりません。 万が一に備えて単独行動を避け、複数人で行動し、お互いに異常が無い事を確認し合うよう にしてください。 複数で行動していた場合、同行者による迅速な救助要請によって、無事に救助された事例も たくさんあります。 |
チェック4 釣り場や帰宅時間等の予定を家族に伝える。 |
万が一の事故で家族等と連絡が取れない状況になった際、予定時間になっても帰宅や連絡が 来ないことから、家族等は早期に異変に気づき、救助機関に通報することができ、さらに釣り場が 判っているので、捜索場所もいち早く特定できるなど、効果的な捜索・救助活動が行えることから、 救助される可能性が高くなります。 |
チェック5 その他の注意事項 |
・立入が禁止されている場所での釣りは絶対にやめましょう。 ・夜間に釣りをするときは、懐中電灯などの照明を必ず持参しましょう。 ・漁業活動や船舶の航行を妨げないよう注意しましょう。 ・ごみはポイ捨てせずに必ず持ち帰りましょう。 ・電線の下を通る時は、感電の恐れがありますので、竿を折りたたんでから通りましょう。 |
肝心なのは「大切な自分の命は自分で守る」ことです。 |
ルールとマナーを守って安全に釣りを楽しみましょう! |
知ってますか? 【ライフジャケットの有効性】 平成22〜27年の釣り人の海中転落のライフジャケット着用率は ・船舶からの転落者 111名中 着用者 89名(80%) ・陸上からの転落者 189名中 着用者 36名(19%) 陸上においても海中転落するような危険箇所での着用率が極めて低いことがわかります。 また、死亡率は ・船舶からの転落者 着用者7% 非着用者 28% ・陸上からの転落者 着用者34% 非着用者 48% となっています。特に船舶から海中転落は短時間に救助されるため、着用者の死亡率が圧倒的に低くなっています。転落後、いかに早く救助されるかが生存するポイントであることが覗えます。したがって、ライフジャケット着用とともに、一刻も早く、救けを呼ぶための連絡手段の確保が大切であることをご理解いただけると思います。 防波堤、岸壁、磯場等で釣りをする時もライフジャケットを着用しましょう。 (平成27年海難の現況からの数値、全国) |
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