海上保安庁では、このような環境の変化に適応しうる業務執行体制を確立するため、我が国周辺海域を航行する船舶の動静情報を当庁が保有する各種の情報と横断的に照合できる新システムの構築を目指しています。
新システムにおいては、AIS情報や118番による位置情報のほか、衛星EPIRBによる遭難警報などを全て結びつけて、同一のディスプレイ上に統合表示させる予定です。
本システムを導入することで、海難等発生時における対象船舶の位置の早期特定が可能となり、巡視船艇及び航空機による捜索時間が大幅に短縮でき、また、海上保安庁全体での情報の共有・活用が図られることにより、業務執行体制を飛躍的に向上させることができます。
●海上保安業務基盤システム
