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所在地 福井県坂井市三国町 光り方(灯質) 群せん白光 毎9秒に2せん光 光の強さ(実効光度) 3,700cd(カンデラ) 光の届く距離(光達距離) 12.0海里(約22km) |
雄島灯台が建つ雄島は、名勝「東尋坊」の北西約2キロに位置する周囲約2キロの小島で、大湊神社の神域で、地元の人から「神の島」と崇められています。灯台は島の西側にあります。 (島の写真をクリックすると大きな画像でご覧になれます。) 「雄島灯台」に対して第九管区・七尾海上保安部所管に「雌島灯台」があります。 |
昭和29年 1月26日 | 雄島灯台点灯 |
昭和55年 3月 7日 | LC型灯器に変更(C-1白熱電球) |
平成 7年 3月 2日 | LC管制器U型に変更 |
平成22年11月 5日 | 太陽電池化、高光度LED灯器に変更 |
LED灯器(高光度) 蓄電池の電源で夜間点灯します。 |
太陽電池 灯台の電源である蓄電池を充電します。 |
制御盤 昼間は太陽電池からの出力で蓄電池を充電し、夜間は蓄電池で灯台を点灯させます。。 |
蓄電池 昼間は太陽電池で充電し、夜間にLED灯器を点灯させるための電源です。 |
記念額 雄島灯台の記念額です。正面入口上部に掲示してあり灯台名と初点年月日が表示されています。 灯台の文字は「燈臺」と旧字体で表示されています。 |
雄島で見つけた小さな秋 | |
オオカマキリ |
アキアカネ |
トベラ |
マルバシャリンバイ |
〜余話〜 越前がに 11月6日は、越前ガニ漁の解禁日です。そこで「越前ガニ」についてのお話です。 冬の味覚の王様と言われる「越前ガニ」は、福井県で捕れる「ズワイガニ」のことで、山陰地方では「松葉 ガニ」他にも地域限定の「間人(たいざ)ガニ」「津居山ガニ」などと呼ばれます。 「ズワイガニ」は漢字で「楚蟹」という字が当てられるそうです。「楚」は古くは「すわえ」とも読まれ、「木の枝や幹から細長く伸びた若い小枝」を意味し、枝のように細長い脚を持つ蟹「スワエガニ」が転じて「ズワイガニ」となったといわれていますが、はっきりした名前の由来は定かではありません。 ところで「越前ガニ」と言う名前が出てくる古い記録として、1916年12月26日発行の大阪朝日新聞北陸版に「越前産の蟹は特殊な美味があって京阪地方の人にも甚だ喜ばれ、越前蟹の名声は近来益々高まってきた」と書かれています。 もう一つ違った話では、明治の末期から大正時代にかけて敦賀の人が東京など都会で蟹を売ろうとしたが全然売れない。どうしたものかと思案の末、蟹に名前を付けて売ればどうかと思いつき、もちろん越前で捕れた蟹だから「越前ガニ」にしたところ、飛ぶように売れたと言うことです。そこから「越前ガニ」は「ズワイガニ」の愛称として全国に広がったそうです。 「越前ガニ」の雌は福井で「セイコガニ」、金沢で「コウバコガニ」、丹後では「コッペガニ」と呼ばれます。 雌ガニは10回の脱皮を繰り返し11齢で成体(親ガニ)となりその後は脱皮しませんが、雄ガニは12回の脱皮後13齢で成体となるそうです。 福井県の県魚は「越前ガニ」です。 写真の「越前ガニ」は解禁日の翌日(11月7日)に越前港に水揚げされたものです。ツメに黄色いタグが付いていますが、これは産地の証明として付けられるもので、いわゆるブランド品です。 売っている「カニ」はほとんど腹側を上にしています。これは「甲羅を上にすると身が落ちるからだ」との店の話です。 |