自己救命策の三つの基本・・・ | 大切な命を自分で守るために! | |||
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その@ | 海上に浮くこと | → | 救命胴衣の着用 | |
そのA | 連絡手段をもつこと | → | 携帯電話の携行(防水パック利用) | |
そのB | 救助の要請をすること | → | 118番の有効利用 |
救命胴衣の着用 | 通信手段の確保 | 海のもしもは118番 |
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近年、膨張展開型のもの等、様々なタイプの救命胴衣が販売されています。着用して初めて効果を発揮する救命胴衣です。安全のため日頃から着用するように心がけましょう。また、救命浮環をすぐに使える場所に置いておくことも大切です。 | 通信可能なエリアでは、携帯電話は有効な連絡手段です。防水パックを使用すると海上でも安心して携行することが可能です。もしもの場合の連絡手段を確保しましょう。袋に入れたままで通話できます。 | 事故発生の早期通報が、迅速な救助活動につながります。海のもしもの場合は、迷わず118番へ通報してください。また、海の事故に限らず、不審な船を見かけたときにも118番へ通報してください。 |
@図のように、打ち寄せる波と共に潮流は岸に向かいますが、その後、波の砕けていない場所(深い所)を通って沖に戻っていきます。 これが離岸流(リップカレント)で、一般に波のサイズが大きくなる程、移動する海水の量が多くなるために、離岸流が強くなります。 更に、AからD図のように堤防や消波ブロック等の構築物、海岸地形の変形、河川からの流れ込みがあると、離岸流はより複雑になり、場所によって強い流れが発生しています。 特に、堤防や消波ブロック等の周囲は流れが強く、それらの障害物の先端や切れ目は、いくつかの潮の流れが合わさる場所でもあるため、絶対に近寄らないようにしましょう。 また、海岸線近くでは、離岸流の他、海岸線と並行の潮流(並岸流)が発生していることにも注意しましょう。 離岸流に流されてしまった場合には単純に元いた場所を目指して戻ろうとする(流れに逆らう)のではなく、E図のように流れに乗りながらも横(出来るだけ岸と平行)に動き、流れから脱出するようにしましょう。 離岸流の存在と強さを見極めることが大切です。また、そのときはパニックに陥らない(普段のイメージトレーニングが大切)よう落ち着いて行動することも重要です。更に、波の砕けているところまで行けば岸の流れに変わること、波が砕けていないところが離岸流の強いところだという事も覚えておきましょう。 |
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