守 江 港 灯 標
も り え こ う と う ひ ょ う
【 灯 台 要 目 】
初  点   灯  明治33年8月1日
灯      質  モールス符号赤光 毎8秒にA (・−)
光      度  59カンデラ
光 達 距 離  4.5海里
高      さ  地上〜構造物頂部  8.9b
 平均水面上〜灯火 11b
 地上〜灯火      8.7b
監 視 方 法  監視協力者による監視
電      源  太陽電池装置
位      置  北緯 33-24-33
 東経 131-39-33
守江港灯標の概要
 守江港は、江戸時代は参勤交代の途中の寄港地となり、明治時代に入っても内海航路の重要な港で、多くの船が寄港していましたが、難破する船も少なくなかったようです。
 そのため、明治33年に守江港口の洲上に煉瓦造の灯標(当時は「挂燈立標」と言っていた。)を建設したのが守江港灯標の始まりです。

 最初は奈狩江(ながえ)村立の「守江港挂燈立標」として建設され、大正13年に大分県の所管となっています。
 その翌年に名称が「守江港立標」に改称され、昭和24年まで大分県で管理していましたが、海上保安庁設置に伴い、海上保安庁に移管され、現在は、大分海上保安部が管理しています。

 建設当時は、塗色が白黒の横線でしたが、明治37年に塗色が紅色となり、昭和48年に電化に伴う灯器の変更等により改築され、その後外装や浮標式の変更を経て現在の姿となっています。