Q.ミニボートを購入したので、船釣りをしたいと考えているんですが、海難事故を防ぐには何に注意すればよいのですか? |
A.ミニボートは非常に小さく他の船舶から見えづらいので、釣りを行う際は旗を立てるなど、目印となるものを設置しましょう。また、ミニボートは他船の航走波の影響を非常に受けやすいので、絶対に救命胴衣を着用してください。また、防水パック入りの携帯電話を首からさげておくなど、連絡手段も必ず確保しましょう。
マリンレジャーを楽しむ際の注意点については、こちらに詳しく載っています。 |
Q.テレビで海難事故のニュースなどを見ていると、大型漁船や貨物船が多いのですが、他の船はあまり事故を起こしていないのですか? |
A.いいえ。むしろ圧倒的に事故が多いのはプレジャーボートや漁船(小型や中型がほとんど)です。大型船や艦船が絡んだ衝突などは、全国版のニュースで大きく取り上げられますが、小型船の事故はほとんど取り上げられていません。
平成19年の統計では、長崎管内で発生した事故(全海難)の8割が漁船とプレジャーボートです。
海難の発生状況については、海の安全に関する情報内の海難統計資料をご覧下さい |
Q.海上で釣りをしながらラジオを聴いていたら、付近で地震が発生したとの情報が流れました。すぐに港に引き返した方がよいですか? |
A.いいえ。地震による津波の影響が考えられますので、なるべく水深の深い海域まで避難してください。
また、津波が来た時は、波に船首を向けるようにしてください。波に側弦を向けると転覆する可能性が高くなります。 |
Q.海上で漂流してしまったらどのような対応をとるべきですか? |
A.とにかく体力を使わない方法を考えてください。
救命胴衣を着用していれば立ち泳ぎ等で体力を消耗することなく浮いていることができます。
また、付近を流れる漂流物(流木や発砲スチロールなど)につかまって漂流するのも体力を温存するよい方法です。
漂流物は近くに漂流している確率はかなり低いので、もしもの時のためにもマリンレジャーをする際は、必ず救命胴衣を着用しましょう。
また、付近に巡視船や漁船等を発見したら、救命胴衣に付属している笛や、漂流物などで音を出して自分の存在をアピールしましょう。
大声で叫ぶと体力を消耗してしまうので、声で呼ぶのは相手が気づいてからにしましょう。。 |