Q&A集

 
Q.救命胴衣は夏場暑いし、作業がしづらいのですが、着なければダメですか?
A.船の上で作業をする上で、救命胴衣は欠かせません。海には慣れているから海中転落することはないと思っている人、自分は泳ぎが得意だから大丈夫と思っている人がことごとく海で亡くなっています。
 救命胴衣を着けていれば浮いていることができます。すると、捜索にあたっている航空機や巡視船艇からも見つけやすいのです。しかし、着用していない人は頭だけしか水面に出ておらず、見つけ出すことが非常に困難です。
 自分は泳げるから大丈夫だと思っている方、トライアスロンに出場できるような体力をお持ちですか?それどころか服を着て泳いだのは子供のころの話ではないですか?冬の海で泳いだことがありますか?決して大げさな質問ではありません。
 救命胴衣を着ているのと着ていないのでは生存率が全く違います。自分の為にも家族の為にも必ず着用してください。
 ちなみに、1人乗り漁船に関しては平成20年4月からライフジャケットの着用が義務化されています。


Q.底引き網に戦時中の爆弾のようなものがかかったのですが、どうしたらいいんですか?
A.空気に触れると爆発する可能性があるので、絶対に陸揚げしないで、水中につけたままにしておいてください。また、発見した際はすぐに118番通報してください。

 海中に残存する爆発物らしきものを発見したときの対処法リーフレット(PDF)


Q.天気は天気予報がありますが、海上工事の情報や流木情報などはどこで情報収集すればよいのですか?
A.MICSをご利用ください。海上保安庁では、沿岸域情報提供システム(MICS)という海に関する様々な情報を提供するサービスを行っています。
 [MICSで調べることができるもの]
 1.灯台で観測した風向風速の実況値(テレフォンサービス有)
 2.工事作業の情報
 3.航路標識の情報
 4.流木等の漂流物情報
 5.海水温度
 6.潮汐、日出没時間 など

 沿岸域情報提供システム(MICS)


Q.男女群島に上陸して釣りやキャンプをしたいのですが、海上保安庁に許可をもらう必要があるのですか?
A.当庁には書類の提出は必要ありませんが、国の天然記念物に指定されている男女群島への上陸に関しては、文化庁に許可を得る必要があります。窓口は、五島市教育委員会になっておりますので、そちらへお問い合わせ下さい。
 また、女島には海上保安庁の財産(岸壁、ヘリポート、灯台など)が多数存在しますので、女島に上陸する場合は、長崎海上保安部にも問い合わせてください。


Q.使わなくなった漁船(FRP船)を処分したいのですが、処分に困っています。どこに持っていけばよいのですか?
A.FRP船は処理が困難であり、不法投棄が多いことが問題となっていますが、平成19年からFRP船リサイクルシステムが全国展開されました。
 FRP船リサイクルシステムとは、FRPをセメントに焼成することによりリサイクルを行うものです。
詳細は、下記の番号へお問い合わせください。
 FRP船リサイクルセンター(専用電話) 03−3567−6929