福岡航空基地の機動救難士からのアドバイスを受けています。
航空基地に所属し、航空機との救助経験が多い機動救難士の意見を取り入れ、反復訓練することで技術の向上図ります。
質問や心配な点があれば、その場でアドバイスを聞いたり意見の交換ができるのも駐機訓練ならではです。

一分一秒を争う海難事故の現場。
海上保安庁では迅速な救助を行うために巡視船艇だけでなく航空機(飛行機とヘリコプター)を用います。
ヘリコプターでの救助活動には大きな危険が伴います。
安全な救助活動を行うために日々の訓練が大切です。

この写真では海猿が身体の前でこぶしをつくる動作を行っています。
これは「降下準備良し」という意味の手先信号です。
実際の現場ではヘリコプターの音で声がかき消されてしまうため、自分の行っていることや相手にしてほしいことを大きな声と一緒に手先信号で伝えます。
他にもたくさんの手信号があるんですよ。

駐機訓練特集!!

まず訓練開始前に装備の確認を行っています。
自分の命を預けることになる装備が、正しく装着できているか、不具合はないか入念に確かめます。

今回は1月に行われたヘリコプターとの救助活動の手続きを確認する駐機訓練の様子を紹介します。
この訓練はヘリコプターが着陸した状態で、海猿が降下から吊上げまでの一連の流れをシミュレーションするものです。

それでは次回もお楽しみに!

これは海猿がヘリコプターから降下する際の動作を確認している様子です。
実際にはヘリコプターが飛行していないため、落ち着いて降下から吊上げまでの一連の流れをその場で反復することができます。

最後に今回の訓練のものではないですが実際にヘリコプターが飛行した状態で海猿が要救助者を吊上救助する訓練を行っている様子です。
駐機訓練で学び、身に付けた技術を活用し、事故現場をイメージして訓練をします。
海猿たちはこのように訓練を積み重ね、事故現場への出動に備えています。