8月20日に巡視船でじま潜水士と長崎市消防局水難救助隊によるお互いの連携強化、技術向上を目的とした合同潜水訓練を行いました。
でじま潜水士(左側)と水難救助隊(右側)の整列風景です。緊張感が伝わってきますね(`ω´)
体操を行った後にどのように訓練を進めていくかについて打合せをし、海上でのウォーミングアップを行います。
ウォーミングアップを終えたでじま潜水士と水難救助隊が戻ってきました!
休憩をはさんだ後、船上で訓練内容についてお互いの認識の違いをなくし、作業をスムーズに行うため細かい打合せをしています。
実際の海難でも入念な打合せが行われます!
右の写真は曳航捜索の器材設置風景です。
曳航捜索とは潜水士をロープを用いて船で引っ張りながら広範囲(200〜300m)を捜索していく方法です。
水中視界がよく、車や沈没船などの比較的大きな捜索対象がどこに沈んだかポイントが絞れないときに用いられます。
最後に今回の訓練での検討を行い今後の活動につなげていきます。
以上でじま潜水士、水難救助隊による合同訓練の紹介でした(^0^)
今回の合同訓練では、曳航捜索のほかに環状捜索、ジャックステイ捜索も行いました。
ジャックステイ捜索とは環状捜索と平行捜索を組み合わせた方法です。
環状捜索については前回の海猿日記に掲載していますのでご覧さくだい。
下の図は、平行捜索、環状捜索、ジャックステイ捜索の図です。参考にしてください。
【平行捜索】 【環状捜索】
おもり
平行捜索は潜水士が一直線に並んで捜索する方法です。
比較的広範囲の区域を捜索するときに用います。
おもりはブイが流されないようにロープで取り付けます。
ブイ、おもりの様子
ブイを中心にして円を描くように捜索します。
捜索物の位置が比較的はっきりしているときに用います。
【ジャックステイ捜索】
ブイ
ブイは釣竿の浮きを大きくした感じです。
捜索を行ううえで基準となるロープです。
ロープに一番近い潜水士が持ちます。