海猿日記

巡視船 でじま

2回目の東北関東大震災の対応に行った海猿

2回目の東北関東大震災の対応のため、4月30日長崎港を出港。
一路岩手県沖に向け走り出しました。
右と左下の写真は5月4日岩手県大槌町大槌港での写真です。
この日は、第1管区(北海道)の巡視船えりもの潜水班と、第3管区(関東)の羽田特殊救難隊との合同潜水捜索を行いました。
写真は、合同潜水捜索前の打ち合わせを行っているところです。
5月にも関わらず海水温度は6度。ドライスーツを着ていても顔や手足は痛いほどの冷たさです。
天気も急変し、雹を伴う中懸命の潜水捜索を続けました。
右と左下の写真は5月6日岩手県大槌町吉里吉里港です。 入り江入り江に漁港や集落があり、港湾付近の家々はみな津波の被害に遭っています。
大量の浮流物を掻き分けながら、行方不明者の潜水捜索を行いました。浮きの下には大量の魚網や瓦礫が重なっています。
右の写真は岩手県大槌町の沖にある蓬莱(ほうらい)島です。『ひょっこりひょうたん島』のモデルになったといわれる島です。
この島の周辺海域もでじま潜水士で捜索を行いました。