海猿日記

巡視船 でじま

東北関東大震災の対応に行った海猿

発災後の3月11日夜、長崎を出港。
一路宮城沖に向かいました。
左と右下の写真は3月16日岩手県田野畑村羅賀漁港内での潜水捜索の写真です。
降りしきる雪の中、寒さと戦いながら行方不明者の潜水捜索を行いました。
伸ばした手の先が見えないほど水中視界も悪い中、この日は終日、水温4.0度の厳しい環境条件の中捜索を続けました。
左と右下の写真は3月19日岩手県田野畑村島越漁港内での潜水捜索の写真です。
第8管区の巡視船おきの潜水班と合同潜水捜索を行いました。
地元の消防団の団長から潜水前に海猿達の活動に対して感謝の言葉を頂ました。
大量の瓦礫を掻き分けながら潜水捜索を行いました。
被害の状況は私たちの想像をはるかに超えるものでした。
左の写真は潜水士が現地踏査をしているところです。潜水する海域の現状を岸壁から調査し、潜水可能な範囲を決定します。
右の写真は岩手県陸前高田市長部漁港内での潜水捜索の写真です。
連日の潜水捜索で疲労はピークに達していましたが、懸命に潜水捜索を行いました。