~新人海猿が誕生しました~

 今回は令和元年11月に誕生した海猿の紹介です。

巡視船でじまの乗組員が潜水研修生として選抜され、今年9月に広島県呉市にある海上保安大学校
において約2か月にもわたる厳しい潜水研修を無事終了し、晴れて潜水士として任命されました。
今回は初任海猿の最初の潜水訓練の様子を紹介します。


ドルフィンをする潜水士
 基本訓練
 ドルフィン:フィンを使って船首と船尾間約90mを往復します。









垂直素潜りをする潜水士




 
垂直素潜り:ロープを伝い約5m潜ります。
(耳抜きや体調確認も含め2回実施します。)










水中結索する潜水士

 ③水中結索:水中に設置したボートフックに3種類の結索を実施します。(息をこらえたストレス下で冷静に作業するための訓練です。)









錘を水面で運搬する潜水士


  錘上げ・運搬:10kgもの錘を水深約5m
から持ち上げ、約30m腹に乗せ背泳ぎで運搬
します。

 

 



 

ロープ登りをする潜水士


  ロープ登はん:船上から吊した約5mのロープを腕力と脚力だけで登ります。

 






潜水訓練中の潜水士


応用訓練
  平行捜索:水中視界約2m、水深約12mの環境下で捜索範囲約30mの範囲内に小さな空き瓶を捜索物として投入し、岸壁に平行に移動しながら捜索する訓練です。







水中スクーターの訓練をする潜水士

 ②水中スクーターの取扱慣熟訓練:水中での移動に水中スクーターを使用することもあるので取扱いの慣熟を図る訓練です。








※最後は機材撤収・整備・ボンベの充填で終了です。

                              

本人曰く、「まだまだ潜水士になりたてで教わることばかりですが、いつか長崎でじまに、
第七管区に‘山林澪(りょう)’ありといわれるような海猿になりたいです。」と爽やかに
語ってくれました。


次回もお楽しみに


新人潜水士山林