【平成29年12月11日】平成29年度年末年始特別警戒及び安全指導出動式
  海上保安庁では、平成29年12月10日から平成30年1月10日までの間、海難事故・海上犯罪を防止するため、「年末年始特別警戒及び安全指導」を実施しております。
12月11日(月)、唐津海上保安部ではその出動式を実施しました。
出動式では、唐津保安部と佐賀運輸支局が参加し唐津海上保安部長の出動号令により各職員は安全点検に向かい、巡視艇まつかぜはプレジャーボートへの安全指導を実施しました。
この期間中、フェリーや離島航路の旅客船などに海上保安官などが乗り込み、船舶の安全点検や警備などを行いますので、ご理解とご協力をお願いします。

【平成29年12月4日〜12日】唐津海上保安部救難技術審査会
  海上保安庁では、平成29年12月10日から平成30年1月10日までの間、海難事故・海上犯罪を防止するため、「年末年始特別警戒及び安全指導」を実施しております。12月4日〜12日の間、唐津海上保安部救難技術審査会が行われました。これは船内で発生した火災や急患に対応するための技術を競い合うもので、唐津海上保安部、壱岐海上保安署、伊万里海上保安署の巡視船艇から計8バディ(組)が参加しました。
内容は結索(ロープワーク)、空気呼吸器装着・搬送、心肺蘇生法で、この冬一番の寒気の中、各船の精鋭たちが日頃の訓練成果を発揮し、本審査会を通じて救難技術の向上が図られました。

【平成29年12月7日】平成29年度唐津港港湾保安対策総合訓練
  12月7日、唐津港で「唐津港港湾保安対策総合訓練」が行われました。
これは、海保、税関、入管、検疫、消防、警察等の唐津港港湾危機管理コアメンバー・唐津港港湾保安委員会構成機関等の20機関が参加して、唐津入港の外国客船にテロリストが乗船している可能性があるとの想定で、警戒区域設定周知、合同立入検査、乗客避難誘導、手荷物検査、テロリスト制圧、爆発物処理、船内負傷者救助搬送、逃走船舶追跡捕捉などの訓練を実施しました。
当日は唐津港上空をヘリコプターが飛び、巡視艇や警察艇から汽笛やサイレン、更には警告弾が破裂する音などで気づかれた方もおられるかと思います。
関係各機関が連携して、それぞれの役割が確認できた訓練でした。

【平成29年11月2日】灯台記念日感謝状伝達式
  11月1日の灯台記念日に合わせて、壱岐市在住の灯火監視協力者(1名)に対して感謝状伝達式を行いました。
今回は、15年以上監視を続けられた方に授与される「第七管区海上保安本部長表彰」を伝達しました。
唐津海上保安部長より長年の監視に対して、謝意を伝えると共に、引き続き灯火の監視協力を依頼しました。

【平成29年9月1日〜3日】「ういてまて」講習会in唐津 〜 水難事故による死亡者ゼロを目指して 〜
  2017年9月1日(金)〜3日(日)にかけての3日間、秋晴れの唐津において、水難事故からこどもたちを守る技術「ういてまて(※)」の指導員講習会が開催されました。この開催にあたっては、主催が一般社団法人水難学会、後援が佐賀県水難救済会、唐津市教育委員会、唐津海上保安部とし、開催場所として、佐賀県ヨットハーバー、東唐津小学校の支援を頂きました。
9月1日(金) はプール講習、9月2日(土)〜3日(日) 海講習という日程の講習会でしたが、プール講習に北は新潟から南は宮古島まで20名、海講習に北は北海道から南は沖縄まで、講師陣を含め総勢約50名が集い、盛大に開催されました。今回、韓国(大韓生存水泳協会)から2名の参加があり、熱心に講習を受けていました。
唐津においては、毎年、夏休みに入る前に、市内小学校からの要請を請け、唐津市消防と唐津海保が協力して、佐賀県水難救済会の事業の一環として「ういてまて」を含む「若者の水難救済ボランティア教室」を開催しているところですが、指導員不足から、市内約30校ある小学校からの多数要望に対して、応えられていないのが現状です。
今回の開催は地元メディアにも報道されました。教育委員会を含む地元関係者の認識を高め、当地における「ういてまて」の更なる普及に繋がればと考えています。
一般社団法人水難学会は、全国で指導員講習会を開催し、現在まで日本全国で2000名以上の指導員を養成、全国各地で子供たちに対して「ういてまて」講習会を開催しています。指導員の約7割は消防、残りは教員、スポーツ指導員、ダイビング関係、地方自治体職員、医師、看護士、主婦などです。海上保安官も10数名います。
興味のある方は、グーグル等で『ういてまて』や『水難学会』と検索してもらえれば、水難に関する様々な情報や学会の活動内容を見ることができます。
  ※「ういてまて」とは、浮くことに重点を置いた、救助隊との連携を考えた技術です。水難事故に遭遇した際には、パニック状態に陥るものですが、チェーンオブサバイバルや背浮きなどの浮き身の技術を身につけておくことが重要で、そのための講習をしています。
今では、「ういてまて」は「UITEMATE」として、インドネシア等の東南アジアを中心とする海外でも、爆発的に普及しつつあります。

【平成29年8月6日】唐津っ子に南極氷をプレゼント
  夏休み真っ最中のこの日、唐津市民会館で映画「ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」が上映されました。
唐津海上保安部ではこの機会に、映画を見に来た子どもたちへ南極の氷をプレゼント。
この氷は、実際に南極の氷山から手作業で割り取ったもので、日本の南極地域観測隊からいただきました。約1〜2万年前に降った雪が押し固まって出来た氷で、当時の空気がそのまま雪に閉じ込められているため、白く濁って見えます。
このカチコチの氷を水に溶かすとその閉じ込められていた空気がはじけ、「パチパチ」という音が聞こえます。子どもたちは普段触ることの無い珍しいものに興味津々、暑さも吹き飛んでいるようでした。

【平成29年7月26日】海 難 波戸岬沖にて衝突事故発生
  平成29年7月23日午前5時過ぎ、佐賀県唐津市所在の波戸岬沖にてプレジャーボート(約2トン)と漁船(約4.5トン)が衝突しました。
衝突の衝撃でプレジャーボートは転覆し、乗船していた5名全員が一時海上へ投げ出されましたが、無事全員救助されました。
転覆という死亡事故にもつながりかねない海難で海上に投げ出された5名中4名の方が救命胴衣を着用されていたため、早めの救助につながりました。
海難時には、けがや意識を失う可能性があります。本海難は、このような時でも浮いてられる救命胴衣の有用性を証明したといえると思います。

【平成29年7月19日】漁協女性部に対する講習会を実施!
  7月12日(水)、唐津市民会館において、有明海を担当する三池海上保安部と協力し、佐賀県漁協女性部大会に併せ、900名近くの会員の皆様を対象として、海難防止講習会を実施しました。
日頃、行っている講習会は、対象が男性船長の場合が多いため、今回は、女性部が対象ということで普段とは視点を変えて女性目線で行いました。
救命胴衣の膨張実演も実施し、日頃、目にする機会が少ない膨張した救命胴衣を見て、大歓声が上がり、「帰ってお父ちゃんに伝えとこ。」と言う声が多く聞かれました。

【平成29年6月21日】管制課程学生募集活動
  唐津海上保安部では、地元コミュニティラジオ 「FMからつ」に出演して各種情報発信を行っており、毎週水曜日11時30分から「今日の海情報」コーナーを担当しています。
このコーナーは保安部が協力し、できる限り、電話又はスタジオの生出演形式で、毎週、海難防止のポイント、業務紹介及び学生募集等の海上保安庁に関係する情報をお知らせしています。
この日は、6月14日に人事院のホームページにて今年度の海上保安学校採用試験の案内が公表されたので、採用予定数や試験地など、「管制課程」の学生募集活動を実施しました。

【平成29年6月16日】烏帽子島灯台点検
  海上保安庁は人命救助や領海警備などをしていることは皆さんご存知だと思いますが、船舶交通の安全に欠かせない灯台の管理も海上保安庁が行っています。
唐津市の沖合い約20キロの玄界灘に浮かぶ孤島に建つ灯台、烏帽子島灯台の管理は唐津海上保安部が行っています。
この島には防波堤などが無く、少しでも波が立つと渡れない、非常に厳しい環境のところです。冬場は季節風の影響でなかなか渡れませんが、春から夏にかけては比較的穏やかになるので、この時期に毎年灯台の点検を実施しています。
島は玄武岩の柱状節理でできた高さ42mの急峻な地形をしていますが、灯台の初点はなんと明治8年。そんな苛酷な環境の島に、明治時代の人々は航海の安全を願って灯台を建設したのです。どのようにして重い資材を運搬したのか、想像するだけでも頭が下がる思いです。 明治9年には灯台に向かっていた方たちを乗せた船が転覆、9名の方が亡くなるという事故がありました。 明治時代から引き継がれた灯を絶やすことなく点そうと点検を終え、最後には献花をして島を後にしたのでした。

【平成29年6月6日】ラブアース・クリーンアップ2017で清掃活動
  2017年6月4日(日)に、唐津市東浜(虹ノ松原)で「ラブアース・クリーンアップ2017」が開催されました。
昨年は雨で中止になったこのラブアース・クリーンアップは唐津市各地で清掃活動を行うもので、海洋環境保全推進月間(6月)を迎えた当保安部もボランティア班を結成し参加しました。
当日は梅雨が近いとは思えないような快晴に恵まれ、多数の市民とともに海岸のごみ拾いを行い、きれいな海が蘇りました。

【平成29年5月31日】海難防止講習会を実施しました
  5月30日(火)、唐津市で開催された第57回JF女性連通常総会に合わせ、140名近くの会員の皆様を対象として、海難防止講習会を実施しました。
講習会では、「お父さん、息子さんに救命胴衣の常時着用をお願いしてください。」と、実際に救命胴衣を展張し、事故防止を訴えました。
皆様は、真剣な眼差しで講習を受講され『早速、帰って「お父さん」を指導しよう。』と話されていました。

【平成29年5月29日】感謝状授与
  5月28日(日)、人命救助に功績があったお二人に対して感謝状を授与しました。
お二人は2017年5月、糸島市沖合でミニボートが転覆、海中に転落した事故者を、付近で釣りをしていたお二人が事故を目撃してすぐに船で駆けつけ、海中転落された方は、けがもなく無事救助されました。
ミニボートは免許が必要ないため、自転車や原付バイク感覚で乗る方が増えてきているようですが、陸上での自転車事故や故障と異なり、例えミニボートといえども、海の上での事故や故障は命に係わる重大な事故に発展する可能性が非常に大きいものです。出港前の点検や連絡手段の確保、救命胴衣の着用を確実に行っていただくようお願いします。

【平成29年5月22日】海難防止講習会を実施しました
  5月21日(日)、NPO法人唐津玄海小型船安全協会総会に合わせ、会員の皆様を対象として、海難防止講習会を実施しました。
講習会では、「海難事故事例の紹介」をはじめ、平成30年2月1日から、小型船舶乗船者の「ライフジャケット着用義務拡大について」など、事故防止を訴えました。
受講者は、真剣な眼差しで講習を受講されていました。

【平成29年5月8日】海 難 玄海原発付近にて乗揚げ事故発生
  平成29年4月30日午前9時頃、九州電力玄海原発付近の岩場につり船(1.38トン)が乗揚げました。
乗船者(3名)に怪我等はなく燃料油の流出等もありませんでした。

【平成29年5月8日】【平成29年2月20日】灯台のLED化
  トップページの新着情報に「壱岐長島灯台がLED化されました」という記事が掲載されていますが、海上保安庁では灯台の光源を従前の白熱電球からLED(発光ダイオード)に変える事業を進めています。
LEDは最近家庭用でも白熱電球や蛍光灯に変わりつつあり、皆さんの家庭でも普及してきたと思います。LEDは同じ明るさでも消費電力はかなり少なくなり、省エネタイプの光源です。
白熱電球のころは電力線を灯台まで引いて給電してましたが、LEDになってからは消費電力が少ないため電力は太陽電池で賄えるようになります。
写真は壱岐フノリ瀬灯標の灯器と太陽電池ですが、最近の灯台はこのように二酸化炭素を全く排出しない、環境にやさしいものになっています。

【平成29年1月17日】118番の日広報活動
  海上保安庁では毎年1月18日を海の緊急電話「118番の日」として皆さんに知っていただくための各種広報活動を実施しています。
唐津海上保安部も唐津市内の釣具店・大手口バスセンターへ赴き、当部で作成したポスターの掲載を依頼し、市民の方に118番の日を知っていただくための周知活動を実施しました。
ポスターは他にも市内の小中学校、コンビニ、駅、観光案内所、レンタルビデオ店などに掲示を依頼しています。また、当ホームページのトップページにも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
以前は海難などがあった場合は、船舶からモールス符号で「SOS」と打電していましたが、今は自動的に救難信号が発信されたりするGMDSSが全世界的に導入されています。
そういった専門的な設備以外に、皆さんが海で船の衝突を見たとか、密輸・密航などを目撃したなどの場合は、携帯電話、公衆電話、もちろん家庭の電話からも「118」をダイヤルすることで海上保安庁につながるようになっています。(無料)
  この118番は、唐津市内(第七管区海上保安本部管内)からかけると船舶電話以外は北九州市にある本部につながります。(船舶電話は東京の海上保安庁) ですので、位置などの情報はその地域独自の呼び方で言われると伝わらなかったり、誤解されることがありますので一般的な呼び名とか北緯東経で具体的に言っていただくと迅速な対応ができますのでよろしくお願いします。
海のもしもは118番」皆さんの心の片隅に置いて頂ければと思います。

【平成29年1月15日】図画コンクール表彰式
  第17回未来に残そう青い海図画コンクールの表彰式がありました。
このコンクールは毎年全国規模で行われているもので、今年で17回目になります。
今回、当部管内の小中学校から海の美しさを描いた作品113点の応募があり、第七管区海上保安本部長賞を含め8人が入賞しました。表彰式後入賞者とその家族は巡視船まつうらに乗船し、唐津湾内を体験航海、その後まつうら名物のカレーライスを味わいました。
入賞者の一人は「絶対にまた来年も応募します!」と力強く語ってくれました。
入賞作品は1月17日から1月27日まで唐津市近代図書館に展示されます。

【平成29年1月13日】感謝状(人命救助)贈呈式
  平成28年12月9日に福岡県糸島市で発生した海中転落事故で、救助活動に尽力された糸島市在住の方に感謝状を贈呈しました。
この方は釣りをしていたところ助けを呼ぶ大声を聞きつけ現場に急行し、付近にあった救命浮環を投げ入れ、119番通報をするとともに、他の3名の方とともに岸壁に引き上げ、海中転落をした方の命を救いました。
贈呈式後当時のお話を伺いましたが、海中から人を引き上げるには非常に重く一人ではとてもではないが引き上げられなかったこと、また浮くことが如何に大切かを力説され、ご自身も釣りの際には必ず救命胴衣を着用するようにしているとのことでした。

【平成29年1月4日】あけましておめでとうございます
  あけましておめでとうございます。本年も唐津海上保安部をよろしくお願いします。
写真は壱岐沖合からの初日の出です。