(最終更新日:令和6年2月16日)
関門海峡海上交通センターでは、中学生から29歳までの方を対象に「海の管制官職場見学会」の参加者を募集しています。
ここでは、見学会の内容や申し込み方法等をご紹介します。
1 海の管制官とは
海の管制官は、東京湾や伊勢湾、大阪湾、瀬戸内海、関門海峡の船が多く通航する海域に設置された海上交通センターにおいて、24時間365時間、レーダー等を使い、船の動きを把握し、船の安全運航に必要な情報の提供や、交通の整理等の業務を行っています。
海の管制官になるためには、海上保安学校「管制課程」の学生採用試験に合格し、2年間の専門教育を受ける必要があります。
2 関門海峡海上交通センターの概要
関門海峡は多数の船舶が行き交う海上交通の要衝(ようしょう)です。
航路がせまく屈曲しているうえ、潮の流れが速いため、航海の難所としても知られています。
関門海峡海上交通センターは、レーダーやAISにより、船舶の動静や安全に航行するために必要な情報を収集・整理して、関門海域における航行環境を常時把握し、巡視船艇と協力しながら24時間体制で海の交通安全を見守っています。
門司駅から徒歩20分
3 見学会の内容
-
(1)管制官の業務の説明
船の通航ルールや海の管制官の役割など、スライドを見ながら説明します。
-
(2)庁舎屋上や管制官の見学
庁舎の屋上からは、関門海峡を行き交う船舶を真近に見ることができます。
-
管制官室では実際の管制卓に座って、レーダーやAIS、高性能カメラ等による情報収集の状況を見ることができます。
-
(3)シミュレータ体験
実際の訓練でも使われる管制シミュレータで、海の管制官の仕事を体験できます。
-
(4)現役管制官との懇談
現役の管制官による、管制業務のやりがいや職場の雰囲気などをお話しします。
関門海峡海上交通センターには、海上保安学校管制課程を卒業した若手管制官も配属されています。
海上保安学校での勉強や寮生活の実体験などの質問も受け付けています。
4 申込方法
(1) 申し込みから見学までの流れ
①電子メールまたは電話で、関門海峡海上交通センターにお申し込みください。
申し込みは、希望日の1週間前までに申し込み先へご連絡ください。
※令和6年6月から工事のため、見学内容を調整させていただく場合があります。
②関門海峡海上交通センターから電話にて、見学日時の調整の連絡をします。
③見学日時に、関門海峡海上交通センターまでお越しください。
(2) 申し込み先
①電子メールアドレス
jcg-7kanmonseibi1@gxb.mlit.go.jp
電子メールで申し込む場合は、メール本文に以下の必要事項を記載してください。
・氏名(団体の場合は代表者の氏名)
・年齢
・学校名または職業
・連絡先電話番号
・同行者の氏名と続柄
・交通手段
・見学会の希望日時
(第1希望)
(第2希望)
(第3希望)
・見学会で特に聞きたいこと など
②電話
電話番号:093-381-6699
受付担当:関門海峡海上交通センター整備課管理係
受付時間:平日9時~17時
5 よくある質問
Q 土日でも見学できますか?
A 海の管制官職場見学会は、平日のほか土日でも実施しています。
申し込みの際に、希望日時を記載してください。
Q 1人でも申し込みは可能ですか?
A もちろん可能です。1人でもお気軽にお申込みください。
Q 団体での申し込みは可能ですか?
A 学校のクラスやクラブなどの団体で申し込んでいただくことも可能です。
お気軽に申し込み、お問い合わせください。
Q どんな方が見学に来ていますか?
A 中学生から社会人の方まで、様々な方にお申し込みいただいております。
(見学者の例)
・海上保安学校学生採用試験(管制課程)の受験を検討中の高校3年生
・海上保安官を目指している中学2年生とそのご両親
・特異な英語を活かせる就職先を検討している大学3年生
・転職を検討している福祉関係職の方
・高校が行う職場体験プログラム
Q 保護者の付き添いは可能ですか?
A 見学会には、保護者の方や学校の先生などの付き添いが可能です。
お申し込みの際に同行者の氏名と見学者との関係を記載してください。
Q 駐車場はありますか?
A 庁舎に駐車場はありますが、台数に限りがあります。
見学会に自家用車で来場される場合は、お申し込みの際に「交通手段:自家用車」と記載してください。
6 海の管制官ポータルサイト
海の管制官について様々な情報を発信しているポータルサイトです。