概要説明
玉野海上保安部は、昭和23年5月1日、海上保安庁の創設と同時に広島海上保安本部(現在の「第六管区海上保安本部」)の事務所の一つ玉野
海上保安署として発足し、その後、昭和25年6月1日に海上保安部に昇格して現在に至っています。
発足以来、海上交通の安全確保を重要課題として業務に取り組んでおり、海上での安全・安心に関するテーマに一丸となって取り組んでいます。
管轄区域
玉野海上保安部は、岡山県東部の8市6町2村を管轄し、岡山県と香川県に挟まれた海域を水島、高松海上保安部と共管で担当しています。
気象・海象の特色は、岡山県のキャッチフレーズ「晴れの国岡山」に表されるように、瀬戸内海気候そのもので、年間を通じて温暖で降水量の少ない地域で
あります。ただし、春先から初夏にかけて濃霧が発生し、海上交通に影響を及ぼします。
管内は、西部地区で造船業、精錬業等が活発であり、瀬戸内海有数の渋川海水浴場が在り、マリンレジャーで賑わっています。また、高松や直島・小豆島等
島嶼部へのフェリー等が多数往来しています。
東部地区では、漁業が盛んで、特に牡蠣(牛窓~日生)、海苔の養殖が入り江や島影を利用して行われており、岡山県下における漁業生産量の約8割を占め
ており、ほとんどが海面養殖漁業によるものであります。
県下には多数のマリーナ(日比、児島半島、牛窓、日生)があり、プレジャーボートが多数在籍し、季節によって活況を呈しています。
玉野海上保安部の組織
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管理課
- 総合窓口業務・広報・学生募集
- 職員の服務・給与・福利厚生
- 国有財産、物品管理及び補給事務 など
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警備救難課
- 海上における犯罪捜査、法令違反の防止
- 海難救助、天災地変に関する援助
- 海洋汚染の監視及び調査、海洋環境の保全 など
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交通課
- 航路標識(灯台、灯浮標)の保守管理
- 一般の人が設置する航路標識の許可事務
- 海の安全情報(沿岸域情報提供システム)業務などの情報提供
- 海上交通の安全に関する事務
- 海上工事作業届、船舶の入出港届等の港長業務 など