高松港玉藻防波堤灯台は、「サンポート高松」と呼ばれるウォーターフロント事業
の進展によって高松港の形態が大幅に変化したことから、陸岸寄りの防波堤上に設置されていた高松港西防波堤灯台を沖へ伸びた防波堤の先端へ改築移設したものです。
この灯台の前身である高松港西防波堤灯台は、国鉄・JRの宇高連絡船の時代に高松港の『赤灯台』と呼ばれ広く人々に親しまれていました。現在に至っても、当時の宇高連絡船上で見かけた『赤灯台』の光景に特別な思いを持たれている方も多いのではないでしょうか。
この灯台は、改築移設に際して地元の方々より新しい高松港のシンボル的な存在となり得るよう景観の優れたデザインの採用が要望され、高松港の景観を形成する重要なランドマークとして、また、話題性・ユニーク性を持たせたデザインが決定されました。
この灯台の内部からの光の照射によって灯塔全体を赤く輝かすというデザインは、世界で初めてのものです。
この灯台は、改築移設によって名称を「高松港玉藻防波堤灯台」と変更し、高松港に入出港する船舶のための重要な航路標識として、また、瀬戸の都・サンポート高松のランドマークして重要な役割を果たしています。
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