地蔵埼灯台は、小豆島の三都(みと)半島南端の地蔵埼(釈迦ヶ鼻)に立っています。
その沖合には海上交通安全法で定められた備讃瀬戸東航路の東口が設けられており、付近海域行き交う船舶にとって格好の指標となるのが、この灯台です。
本灯台は、
雨・霧などで視界が悪いときでも利用できるように、電波の灯台ともいえるレーダービーコン(無線方位信号所)を併設していましたが、利用者の減少等により必要性がなくなったことから平成28年9月に廃止されました。
昭和26年の初点灯から同57年までは、地蔵埼灯台を保守管理する職員とその家族が灯台構内にある宿舎に住んでいました。付近に民家すらない此所で
の生活、その苦労が如何ばかりであったのか、今では当時のことを知る職員もいなくなりました。
灯台の要目
名 称 |
地蔵埼灯台(じぞうさき・とうだい) |
所在地 |
香川県小豆郡小豆島町(地蔵埼)
北緯 34度24分57秒
東経 134度14分07秒
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塗色及び構造 |
白色、塔形(コンクリート造) |
灯 質 |
群閃白光 毎7秒に2閃光 |
光 度 |
実効光度3700カンデラ |
光達距離 |
12海里(約22km) |
明 弧 |
259度から113度まで |
高 さ |
平均水面上から灯火まで、67m 地上から灯火まで、11.3m |
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初点灯年月日 |
昭和26年6月15日 |
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地蔵埼灯台方面へサイクリングに出かけられてはいかがでしょうか。
地蔵埼灯台は高松〜草壁(小豆島)間のフェリーに乗船されると沖合いからの写真撮影が可能です。
※地蔵埼灯台の敷地内は立入できませんので注意して下さい。
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