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秋の夕焼けは来た風になる。(土庄地方) (A) |
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夕日に向っての虹は二十日の日照り。(庵治地方) (B) |
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北西に虹が立てば洪水の兆。 (C) |
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太陽が二つ出ると天気がくずれる。(志度地方) (A)
(注) 乱れた雲間(二、三個所)から光がもれると天気がくずれる前兆。 |
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朝日に向っての虹は洪水。(庵治地方) (A)
(注)以後大雨が降る。 |
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アラジモトが光ると風が吹く。(庵治地方) (D)
(注)戌亥の方向(西北西)が光ると大風が吹く。 |
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朝焼けが濃く短時間(二、三分)のときは台風が直撃する。(庵治地方) (D)
(注)台風の時期にこのような現象がおきることがある。 |
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朝焼けが薄く短時間のときは台風がさける。(庵治地方) (D) |
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川音が高く人声が近いと雨。 (A)
(注)音の速さは暖かい空気の方が冷たい空気より速い。晴れた日の空気の温度は地に近いほど暖かく、上に昇るほど冷たくなっており、音を出すと音はまっすぐ飛ばないで冷たい温度の方へ曲がって逃げる。曇りの日のように地上付近と上空の温度差が少ないときは上空に逃げず遠くまで届きやすい。 |
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朝雷に隣りへ行くな大雨が降る (A) |
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ゴロゴロと一つ雷、風起こし。 (A) |
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一つドンドロ後こわい。 (A) |
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雷鳴ったら梅雨きめる。(観音寺地方) (A) |
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比地の雷音ばかり。(詫間地方) (A)
(注)仁尾は地形的に夕立が降りにくい。これは阿讃(讃岐)山脈から張り出す夕立雲は比地(豊中町)あたりまでで距離的に近いので雷鳴は高いが夕立は仁尾には降らない。 |
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一つ雷用心せよ。(坂手地方) (A) |
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梅雨の雷、終わりの合図。(詫間地方) (A)
(注)雷は入道雲の発生を表し、梅雨明けの近いことをいう。 |