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女性海上保安官らが小学校で出前授業

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徳島海上保安部は、平成24年6月21日、徳島県小松島市立千代小学校で、4年生36名の児童を対象に、環境教室の出前授業を実施しました。
授業内容は、①COD(化学的酸素要求量)パックテストを使った水質の分析 ②クイズ形式で解説する環境問題 ③離岸流による水難事故防止を内容とする3部構成でおこないました。
水質の分析授業では、警備救難課の専門員が分析の仕組みなどについて説明し、児童はそれぞれの自宅から持ってきた水道水などをパックテストで興味深く調べ、変化した水の色を見て「水がきれいだと分かった。」と喜んでいました。
環境問題の授業では、巡視船よしのに乗り組んでいる女性海上保安官が、得意分野でもある環境問題の知識と教養をもとに、「子供たちが環境を守りたいと思って行動してくれたらうれしい。」との思いで、クイズを織り込みながら分かり易く説明したところ、子供たちは、ポイントである「No More ゴミのポイ捨て」と「No More 生活排水のたれ流し」をしっかりとメモしたり、「漂流物はどこから来るのですか。」「釣り糸が絡まった動物がいたら助けるのですか。」という質問をしたり、「ゴミを川や海に捨てたらいけないと思った。」「家に帰ったら妹にも教えてあげたい。」などの感想を言っていました。
水難事故防止の授業では、警備救難課専門官が、夏場の海水浴シーズンを前に、離岸流による水難事故の防止の呼びかけと「118番」について説明しました。
最後に、児童代表から、「これからは水の大切さ、森の大切さを学習していきます。川や海を汚さないことは、未来の地球を守ることになるんだと分かりました。生活の中で、僕たちのできることを、どんどんしていこうと思います。本当にありがとうございました。」とお礼の言葉がありました。
この出前授業に参加した女性海上保安官は、小さい子供たちに説明する難しさを痛感し、次回の出前授業に備えて、説明資料などの改善、子供たちを飽きさせない説明方法を考えていました。

     



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