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大阪湾での火災船救助

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堺海上保安署所属の消防船「かいりゆう」は、平成24年9月27日午後9時ころ、関西国際空港の北、約10キロ海域において、パナマ船籍貨物船(1,999トン)が、積載のスクラップ(鉄くず)から出火し延焼中との連絡受け、火災消火に向かいました。
同貨物船は、中国人12名乗組みで、乗組員による初期消火では鎮火に至らず、巡視艇により乗組員全員を救助したの後、消防船「かいりゆう」等巡視船艇による消火作業を実施しました。
現場は関西国際空港のほか石油コンビナートや国際物流拠点の特定重要港を擁する大阪湾東部海域であり、火災船が漂着する事態になれば、重要施設への被害も懸念されるなか、同貨物船は北東の風に流されて、徐々に関西国際空港に近づきつつあり、一刻の猶予もない状況で、人命救助に続き、火災の消火作業び火災船の安全海域への曳航作業等、特殊救難隊、機動防除隊の派遣も受け、出動船艇が一丸となって火災鎮火に向け全勢力を集中して消火活動を実施しました。
消火作業の放水により、同貨物船が除々に左舷側に約20度まで傾き、転覆の危険性も懸念されるなど困難を極めましたが、民間タグボートの協力も得て、火災を抑えながら消防車の待機する岸壁に引き込み火災を鎮火させました。

 



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