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明治期灯台の復元

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飾磨港灯台のペーパークラフト作成

姫路海上保安部管内では、大正4年に初点灯した「鹿ノ瀬灯浮標」が最も古い航路標識で、それ以前の明治期に設置された航路標識はありませんでした。
姫路港は、前身の飾磨港(飾万津港)から続く歴史的にも古い港であるはずなのに、「どうして明治期の灯台がないのだろう?」と疑問に思い歴史を紐解くと、飾万津港には江戸時代、灯明台が設置されていたことが判りました。
姫路港(飾磨港)の発展に伴い、埋め立てが進んだ結果、沖に新しい灯台が建設され、港の奥になった灯台を廃止したため、明治期の灯台がなくなってしまったようです。
明治期の灯台は、歴史・文化的価値も高く、地域のシンボルとしての役目も果たしていたことから、姫路海上保安部管内にも明治時代に設置された灯台があったことを一般の方々にも知ってもらえたらと考え、ペーパークラフトによる飾磨港灯台の作成を計画しました。
しかし、設計図がある訳ではなく、現存するのは写真だけであり、職員だけで作成するのは困難であったことから、兵庫県立歴史博物館から写真の提供を受け、また、全国の数々の灯台ペーパークラフトを作成したOBの南氏に協力を依頼し、約113年前に設置されていた飾磨港灯台が復元されました。
今回、作成された飾磨港灯台のペーパークラフトは本年7月に作成された赤穂御崎灯台のペーパークラフトとともに、姫路海上保安部の広報・イベントなどで大活躍してくれると期待しています。

 



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