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多くの乗船者を救え

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姫路海上保安部は、平成25年2月5日、姫路港飾磨区において、和歌山海上保安部所属巡視船「きい」の協力を得て、海保、警察、消防の三機関合同による旅客船事故対応訓練を実施しました。
訓練は、旅客船が港口の防波堤に衝突、テトラポットに座礁して、多数の負傷者が発生したという想定のもと、事故現場の旅客船に見立てた巡視艇と対岸にある指揮所の2箇所に分けれて、負傷者の対応や各機関との調整などを行い、各機関相互に事故発生時における負傷者の救助・搬送手順などを確認しました。
今回の訓練は、訓練参加者に負傷者の人数や負傷程度などの事故現場の状況を事前に知らせず、より実際に近い形で行うブラインド方式にる訓練を実施し、多数の負傷者に対応するための搬送順位や搬送方法を考える必要のある緊迫感のある訓練となりました。
また、訓練では、旅客船の甲板上に多数の負傷者があふれ、「友人を助けてくれ」と取り乱して叫ぶ乗客や意識不明となった乳児を抱えて救助を求める母親などもいる騒然とした状況のなか、最初に旅客船に到着した巡視艇職員が負傷者や浸水の有無などを確認し、別の巡視艇で到着した消防職員と協力して、負傷者の搬送、応急手当などを的確に行いました。
訓練終了後、姫路海上保安部長は「今後も訓練を重ねて、助かる命を大切にしていきたい。」と講評しました。

 



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