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鳴門海峡を航行するAIS搭載船舶に対する安全対策の充実強化

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大阪湾海上交通センターでは、平成24年9月11日から鳴門海峡を航行するAIS(船舶自動識別装置)搭載船舶に対する安全対策の充実を図りました。
うず潮で有名な鳴門海峡は、可航幅が400メートルと狭く、流向が複雑で最大11ノットに達する潮流が存在するなど、海難発生の蓋然性が極めて高い海域であるにもかかわらず、一日平均367隻(うちAIS搭載船舶は70隻)に及ぶ大小様々な船舶が行き交う海域となっており、本年に入ってから既に7隻の乗揚げ等の海難が発生し、そのうち潮流が起因する乗揚等海難が3隻(3隻ともAIS搭載船)発生しています。
このことに鑑み、当センターでは、第五管区海上保安本部海洋情報部と連携を図り、同海洋情報部から鳴門海峡の精密な潮流データ(推算値)の提供を受け、AIS搭載船舶の潮流に起因する海難を防止するため、大鳴門橋を中心として半径5マイルの通峡線を設け、このラインを航過したAIS搭載船舶に対し、現在の潮流の状況や傾向等を自動送信するとともに、潮流速に対し十分な速力が得られない船舶を自動で検知し、管制官に警告音で知らせることができるようにAIS運用卓のシステム環境を整え、情報提供及び監視体制の強化を図りました。
この対策を実施してから約1ヶ月が経過し、これまで1343隻のAIS搭載船舶に潮流情報を提供し、また、潮流速に対し十分な速度が得られない76隻の船舶に対し、無線電話等により注意喚起を実施しています。






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