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灯台など航路標識の自然エネルギー利用

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第五管区海上保安本部では、平成24年度航路標識整備事業において、管内にある
灯台や灯浮標(ブイ)、海上交通センターなどの「航路標識」の改修を進めています。
主な改修事業は、
 岬の先端や岩礁上、沖防波堤など電力確保の困難な箇所に設置されている灯台の
電源の太陽電池化(自然エネルギーの利用)
 少ない電力でより効率的に沖合の船舶に光を届けるための光源のLED化(発光
ダイオードの利用)
となっており、二酸化炭素排出量の削減や省エネ・エコロジー化への配慮、災害時に
も影響を受けにくい電源の確保などを推進し、安全・安心で効率的な海上交通の実現
を図るための事業を実施しています。


 

◆第五管区管内の太陽電池化率

第五管区管内にある610基の灯台や
船舶通航信号所など航路標識のうち49
4基が太陽電池化されており、平成24
年度の整備(23年度補正予算を含む。)
によって、519基85.1%となる。

◆第五管区管内のLED化率

第五管区管内にある600基の灯台な
ど光を利用した航路標識のうち457基
がLED化されており、平成24年度の
整備(23年度補正予算を含む。)によっ
て、488基81.3%となる。


◆事業箇所位置図
※主な事業箇所を掲載



《参考メモ:第五管区における自然エネルギーとLEDの利用状況》
◆太陽光発電利用状況(平成24年度末見込み)
519基(約85%)
◆太陽光総発電量(平成23年度末現在)
約10,000kWh・年間(太陽電池総容量17,297W) ※総発電量は標準家庭2世帯分の年間使用電量に相当
◆1標識あたり最大電力の太陽電池(平成23年度末現在)
264W(青島灯台(徳島県阿南市)ほか1か所)
※平成24年12月上旬には、1,320W(興津埼灯台(高知県四万十町))となる予定
◆LEDを使用した灯器利用状況(平成24年度末見込み)
488基(約81%) ※この10年間のLED化による省エネ量は約18kW(297基の合計))
◆LEDを使用した灯器の光りが届く最大距離(平成23年度末現在)
約22km(上島灯台(兵庫県姫路市)ほか1か所)

《参考メモ:海上保安庁における自然エネルギーとLEDの利用状況》
◆太陽光発電の利用開始:昭和34年(周防筏瀬灯標(山口県))
平成24年4月1日現在 4,286基(約81%)
◆波力発電の利用開始:昭和40年(泉北第五号灯浮標(大阪府))
平成24年4月1日現在 1基(太陽光発電との複合電源)
◆風力発電の利用開始:昭和26年(蓋井島灯台(山口県))
平成24年4月1日現在 0基
◆L E D の利用開始:平成元年(神戸苅藻島西灯台(兵庫県))
平成24年4月1日現在 4,150基(約80%)



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