平成28年4月、東幡豆から尾鷲向け帆走中のヨットが三重県志摩半島沖の定置網に接近したことから、伊勢湾海上交通センターが国際VHFにより注意喚起を実施し、ヨットは定置網乗揚げを回避しました。
なお、ヨットには簡易型AIS及び国際VHFが搭載されていたことから、定置網への乗揚げを回避することができたものです。
定置網への乗揚げ事故防止のポイントとしては、
①出航前には、定置網やのり網等の漁具の設置位置のほか、浅瀬、暗礁等の危険海域についても確認すること
※定置網、のり網等の漁具設置場所情報は、海の安全情報スマートフォン用サイトから確認できます。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/sp/index.html
②航行中における常時適切な見張りを徹底すること
③衝突、乗揚げ回避に有効なAIS、国際VHF等の設備を搭載すること
が挙げられます。
海難防止カードはこちら 「出航前に定置網の位置を確認しよう!」