第四管区海上保安本部は、令和4年12月9日(金)名古屋市港区の築地東ふ頭において、通信事業社及び東海総合通信局との合同訓練を実施しました。
この訓練は当庁がKDDI株式会社、ソフトバンク株式会社及び株式会社NTTドコモとそれぞれ締結している「災害時における通信の確保のための相互協力に関する協定」及び本年2月に当本部と東海総合通信局で締結しました「災害時・海上安全講習時等の相互協力に関する協定」に基づき、平成27年度から実施している訓練であり、通信事業社とは今回で7回目、東海総合通信局とは2回目です。
南海トラフ巨大地震等の大規模災害発生時、当庁の船舶に通信事業者の通信資機材を積載し、通信が途絶え孤立した地域まで海上輸送するという想定のもと、名古屋海上保安部所属巡視艇「はるかぜ」への通信資機材の積載及び固縛方法について確認しました。
今年度の訓練ではより実動に即しての訓練とするため、訓練参加者への使用船艇の発表を前日に行い、積載後にあっては3年ぶりに海上輸送を実施し、船体動揺による固縛状況の確認までを行うことにより、災害対応スキルの向上を図りました。