_茨城海上保安部長の部屋_

 

     

茨城海上保安部長 森本 和博

 

R05.10.24

【ありがとう 茨城】

茨城県(旧波崎町を除く)を陸上管轄とする茨城海上保安部の部長として令和3年3月15日に発令され、早いもので約2年半が経とうとしております。

まだ雪景色であった稚内から草花の色の豊かな季節となっている茨城の地に降り立ち、気持ちも新たに希望と緊張が入り混じった感情で保安部を見上げたことが、まるで昨日の様に思い出されます。

着任時は、コロナ禍の真っただ中にあり、地域の皆様との関わりが難しい状況ではありましたが、5類へと移り変わり、通常の生活へ戻りつつある、この変化を茨城で経験いたしました。

一堂に会しての会合や、巡視船・灯台の一般公開が行えるようになったのも大変喜ばしい気持ちとなりました。

さて、私令和5年10月24日をもって舞鶴海上保安部巡視船だいせんへ異動することとなりました。

在職中は、大変お世話になり、ありがとうございました。

今後とも、茨城海上保安部業務へのご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

R5.9.22

【巡視船あかぎ一般公開・体験航海の告知】

令和5年10月15日(日)に那珂湊港において「第37回みなと産業祭」が行われる予定となっています。

茨城海上保安部は、例年このイベントに参加させていただき、巡視船の一般公開(着岸状態で船内をご見学いただくもの)を実施しておりましたが、今年は趣向を変え、

一般公開と体験航海(ご乗船いただき巡視船が出港するもの)のハイブリッド形式で行うことといたしました。

イベントが午前8時30分開始ですので、開始に合わせてまずは「一般公開」を開始し、その後「体験航海」を2回実施する予定となっています。

タイムスケジュールとしては、

午前8時30分〜午前11時15分 「一般公開」

午後0時30分〜 1回目「体験航海」

午後1時30分〜 2回目「体験航海」

となっております。

「一般公開」は、事前の登録は必要なく当日会場にお越しください。終了時刻になりますと受付を終了しますのでご注意ください。

「体験航海」は、各回20名程度の客様ご乗船となっております。人数未定ではありますが、部長特別招待枠を頂く予定となっておりますが、40名程度はご乗船いただけるものと思っております。こちらは事前の登録をおこなうこととしております。募集の詳しい情報は下のリンクからご覧ください。ご応募いただいた方が多数となりましたら、当部で厳正な抽選を行わさせていただきます。

多く方のご来場、ご応募をお待ちしております。

 

Twitter リンク】

https://twitter.com/JCG_koho

 

 

R05.8.16

 

 

【巡視船あかぎ一般公開 –7月に2回実施−】

昨年10月に3年振りとなる巡視船あかぎ一般公開を実施しておりましたが、今年度は7月に2回実施することができました。

7月9日(日)「大洗海の月間」イベント、7月30日(日)「日立港まつり」にそれぞれ併せて実施いたしました。大変好評をいただき、大洗では約1,100名、日立では約750名のお客様にご見学いただきました。多くの方々に海上保安庁の業務をご理解いただけたものと思っております。

今年度もあと数回程、巡視船や灯台の一般公開を企画していきたいと考えております。

 

 

【大洗港海の月間イベント】                                           

 

 

【日立港まつり】

 

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R05.07.25

 

【「海の日」海事関係功労者等表彰】

7月25日(火)、関東運輸局茨城運輸支局、関東地方整備局鹿島港湾・空港整備事務所及び当部の三者での共催により、令和5年「海の日」表彰式典を実施しました。

永きに亘り業務に精励された功績により、海上保安庁関係では、1名の方に感謝状を贈呈することとなりました。

海上保安協会茨城支部 元幹事 濱 芳明 様 に 茨城海上保安部長感謝状 を

贈呈いたしました。

永年に亘り、当部業務にご協力を頂き、誠にありがとうございます。

本日この表彰式を開催するにあたりまして、改めて、海の安全・安心は、海保のみで確保できるものでは無いのだなという思いがつのりました。これからも関係機関・団体の方々と連携を強め海上の安全・安心の確保に努めてまいります。

 

 

 

 

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R050716

 

「夏の事故ゼロキャンペーン」

〜保育園児と水戸ホーリーホックとコラボレーション〜

 

 

第三管区海上保安部管内では、令和5年7月16日から8月31日までを「夏の事故ゼロキャンペーン」として、各種マリンレジャーの事故防止を図っていくこととしております。

事故防止施策のひとつとして、例年実施していたひたちなか市八幡町所在の堀川保育園の協力を得て海難防止の動画撮影を実施しました。新型コロナ感染症の影響で中断していたものが4年振りの復活となったものです。撮影にあっては、マーチングバンド時に着用していたかわいらしいセーラー服に身を包んだ園児たちが、どうやら事前に保育園の先生と練習をしていたらしく、元気いっぱいの声で演技も揃いスムーズに撮影することができました。

さらに、この動画を水戸駅前のビジョンと大洗駅近くのビジョンで放映をすることとしておりましたが、新たに水戸ホーリーホックに協力願えないかお願いに上がったところ、ありがたいことに公式SNSで動画をフォローしていただけることとなりました。さらに、予想外の展開が待っておりまして、ゴールキーパーの中山開帆選手を「開帆と海保の『カイホ』つながりで協力させましょう」との言葉を担当の方からいただき、早速動画撮影のため練習場に伺いました。大変気さくな方で当方の要望に快く応えていただきました。ちなみに私と同じ福岡県出身で、多数のスポーツの強豪で有名な東福岡高校出身です。私は高校時代に軟式テニスでコテンパンにやられた記憶があります。

  是非皆様、動画をご覧いただき、事故の防止に心がけていただければと思います。

【堀川保育園の皆様】

【水戸ホーリーホック 中山開帆選手】

 

【動画リンク】

< https://twitter.com/JCG_koho/status/1679823060663238658?t=uAb0ScCYdqKdBlXCGaUVNw&s=19

 >

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R050704

 

【大洗サンビーチ官民合同水難救助訓練】

コロナ感染症が5類に変更されて初めての夏を迎えることとなり、大洗サンビーチの海水浴場開設前に官民合同水難救助訓練を実施しました。

この訓練は令和2年から開始しましたが、初年度は官のみの訓練であったものを2年目からは官民合同訓練へと規模を拡大して実施しているものです。

参加機関としては、海上保安庁、茨城県警察、大洗町消防本部、ひたちなか・東海広域事務組合、茨城県水難救済会大洗救難所、茨城県ライフセービング協会、JAPAN WATER PATROLと多数の機関の参画を得て実施したものです。

海水浴中に溺れた要救助者を各機関の救助勢力(船艇、航空機、水上オートバイ、ドローン、レスキューボード、水陸両用車(海に入れる車いす様のもの)などを使用して訓練を実施しました。

訓練を通じ、各機関の連携を確認することができ、今後の救助作業に資するものとなりました。

この部屋をご覧になってる皆様におかれましては、海水浴に行かれる際には、開設され監視員等で安全管理がなされている海水浴場を選択されるようにお願いします。

 

 

 

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R050530

 

【未来に残そう青い海!海上保安庁図画コンクール 〜今年もはがきサイズです〜】

例年実施しております「未来に残そう青い海!海上保安庁図画コンクール」ですが、令和2年度に新型コロナウイルス感染拡大の影響により、はがきサイズとして募集をしているところですが、今年度も引き続きはがき(100mm×148mm)サイズでの募集となっております。

昨今においては、マイクロプラスチック問題など、海洋環境保全の機運が高まっているところです。

是非、小中学校生の方々におかれては、この青く美しい海を未来に残すという思いを図画に込めてご応募いただければと思います。

優秀作品にあっては、海上保安庁本庁での受賞のほか、第三管区海上保安本部での受賞、そして茨城海上保安部においても賞の贈呈を考えております。

茨城海上保安部の賞の詳細は、前回投稿(令和5年3月10日)をご覧ください。

応募要領は、下記リンクからご覧ください。応募締め切りは令和5年9月8日(当日消印有効)となっております。

 

【応募要領リンク】

< file://jcgit201/ibaraki/03_osirase_pdf/%E5%9B%B3%E7%94%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%BF%9C%E5%8B%9F%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf>

 

【昨年度の受賞作品】

【茨城海上保安部長賞】小学校低学年の部 常総市立三妻小学校 皆葉 陽來莉さん

 

  

【茨城海上保安部長賞】小学校高学年の部 桜川市立岩瀬小学校 廣沢 佑月さん

【茨城海上保安部長賞】中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 小林 優里さん

 

【海上保安協会茨城支部長賞】小学校低学年の部 常総市立飯沼小学校 秋葉 晴久さん

【海上保安協会茨城支部長賞】小学校高学年の部 日立市立日立特別支援学校 佐藤 雅さん

 

【海上保安協会茨城支部長賞】中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 海老根 和奏さん

 

 

 


R050310

 

【未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール 各賞贈呈式】

毎年開催している「未来に残そう青い海・図画コンクール」ですが、今回で23回目を迎えることとなりました。

本コンクールは、将来を担う小中学生の子供たちに対する海洋環境保全思想の普及、海上保安業務への理解・促進を目的として、公益財団法人 海上保安協会との共催で平成12年から開催しているものです。

今回も全国の小中学生から17,403点もの応募がございました。

この応募いただいた作品のうち優秀な作品に、本庁、第三管区海上保安本部、茨城海上保安部の順で賞を決定いたしました。

当部では、各部門(小学生低学年の部、小学生高学年の部、中学生の部)毎に、茨城海上保安部長賞及び公益財団法人海上保安協会茨城支部長賞を贈呈することとし、贈呈式を2月23日(木・祝)に行いました。

各賞受賞者は次の方々です。

 【茨城海上保安部長賞】

  ・小学生低学年の部 常総市立三妻小学校 皆葉陽來莉さん

  ・小学生高学年の部 桜川市立岩瀬小学校 廣澤佑月さん

  ・中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 小林優里さん

 【海上保安協会茨城支部長賞】

  ・小学生低学年の部 常総市立飯沼小学校 秋葉晴久さん

  ・小学生高学年の部 日立市立日立特別支援学校 佐藤雅さん

  ・中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 海老根和奏さん(ご都合で贈呈式欠席)

 なお、今回の贈呈式は初の試みとして、保安部会議室での実施ではなく、巡視船前の岸壁で実施し、終了後には、巡視船船内見学、訓練見学、ロープワーク体験等を実施しました。

受賞者ご本人のみならず、ご一緒に来られたご家族の方々も大変興味深そうに見学等されておられました。

 受賞者の皆様大変おめでとうございます。どうかこれからも青く美しい海を未来に亘って残していく気持ちを持ち続けていただきますようよろしくお願いいたします。

 

 


R5.02.17

 

【採用試験日程発表】

 

2月1日に令和5年度の採用試験の日程が発表されました。

受付期間、試験種別、受験資格、第1次試験日の抜粋は以下の通りです。

 

海上保安学校

(特別)

海上保安官

(初任科)

海上保安学校

海上保安大学校

(本科)

インターネット

受付期間

3/13/8

3/13/20

7/187/27

8/249/4

 

 

試験種別

 

 

船舶運航システム課程

 

 

海上保安官

船舶運航システム課程

情報システム課程

管制課程

海洋科学課程

航空課程

 

 

海上保安大学校

受験資格

高校卒業程度

大学卒業程度

高校卒業程度

高校卒業程度

1次試験日

5/14

6/4

9/24

10/2829

 

また、表の左の2つ、「海上保安学校(特別)」と「海上保安官(初任科)」については、同日に詳細な受験案内も発表となっております。

「海上保安学校(特別)」は、今年の10月に京都府舞鶴市にある「海上保安学校」に入校し、航海・機関・主計のコースに分かれての1年間の教育期間を経て、全国へ配属してまいります。

「海上保安官(初任科)」は、令和3年度に1期生が入校した新規に設置されて間がないコースです。来年4月に広島県呉市にある「海上保安大学校」に入校し、航海・機関に分かれて2年間の教育機関を経て、全国へ幹部職員として配属してまいります。この試験のみ受験資格が「大学卒業程度」となっております。

 

まだ受験案内が発表になっていない「海上保安学校」と「海上保安大学校(本科)」についてですが、

「海上保安学校」は、来年4月に舞鶴の海上保安学校に入校し、前述の3つのコース以外に2年制のものも含み4つの課程が増えます。

「海上保安大学校(本科)」は、来年4月に呉の海上保安大学校に入校し、4年間の教育期間と9か月間の研修期間を経て全国へ幹部職員として配属してまいります。

 

募集案内の発表のあった2つの採用試験は1月ほどで受付が開始され、受付期間が短いですので、お早めにお手続きをよろしくお願いします。

人事院のHPhttps://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.html)から申し込むこととなっております。

募集詳細は、海上保安庁HPhttps://www.kaiho.mlit.go.jp/recruitment/)からご確認ください。

 

Youtubeの海上保安庁チャンネルには、様々な業務紹介の動画や学生募集用の動画もあります。是非ご覧ください。

 

 


R050118

 

【118番の日】

 

1月18日は、「118番の日」です。

「118番」は、「110番」や「119番」同様、局番なしで「1」、「1」、「8」とダイヤルすれば海上保安庁へつながる番号です。

運用を始めたのは、平成12年5月1日です。今年の5月1日で運用を始めてから23年が経とうとしています。

四半世紀も経とうかという月日を積み重ねてまいりましたが、まだまだ認知度が低い状態で、間違い電話なども多くかかってきている状況です。令和4年の統計によりますと全国での118番通報件数は約39万件、うち海難等の通報である有効件数が5,229件、間違い等の非有効件数が385,606件となっており、有効件数の割合は、約1.3%と非常に低い状態です。

海上保安庁では、平成22年度から1月18日を「118番の日」と指定して、118番の正しい利用方法と重要性をより一層多くの方々に知っていただくための各種イベントを全国の管区本部、部署等で実施しています。

当部におきましても、1月14日にファッションクルーズニューポートひたちなかの一画をお借りしイベントを行いました。約1,000人の方に対して周知活動を行うことができました。

海での事件、事故に遭遇したり、見かけたりしたら、局番なしの「118番」へ通報いただくようよろしくお願いします。

 

図1

 

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R050106

 

【新年ご挨拶】

 

当部HPご覧のみなさん、明けましておめでとうございます。

茨城海上保安部長 森本です。

新年を迎えたところですが、未だ新型コロナ感染症の猛威にさらされているところですが、令和5年の新春にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。

旧年中は、当部業務へのご理解ご協力を賜り、まことにありがとうございました。今年もひきつづきどうかよろしくお願いいたします。

 

さて、昨年の茨城県内の海難発生状況ですが、大規模な海難の発生はありませんでしたが、船の事故が(速報値)21隻(死亡者1名)、人身の事故(速報値)が60人(うち死亡13人)の発生がありました。つづいて、昨年の事件の件数ですが、検察庁に送致した件数となりますが、118件でした。その多くは、密漁事件でありました。令和4年は、幸いにも、大きな事件や死傷者が一度に多数発生する事故はございませんでしたが、冬を迎えるころから死亡事故が連続で発生しております。防波堤からの釣り人海中転落死亡事故、プレジャーボート転覆死亡事故、サーファー死亡事故が発生しております。

 

また、昨年は皆様同様、新型コロナ感染症の影響はあるものの、少しずつ巡視船・灯台の一般公開などを行えるなど、以前の状況を取り戻しつつある状況でありました。

また、新たな試みとして、巡視船・灯台の一般公開の状況をYouTubeに投稿しておりますので、是非ご覧いただければと思います。

 

日立灯台一般公開動画<https://youtu.be/0BuFCj9nsNQ

巡視船あかぎ一般公開動画<https://youtu.be/asLNw13r8IY

 

 海上保安庁全体のことを申し上げますと、ここ数年国民の皆様のご理解もあり、予算額、定員とも増加していただいているところであります。大変ありがとうございます。

定員は増やしていただいておりますが、その分採用をしなくてはなりません。随時募集を行っておりますので、是非受験をご検討される方やご家族の方は海上保安庁HP採用|海上保安庁 (mlit.go.jp)>へ情報が上がっておりますので、ご確認いただくか、さらに詳しいご説明が必要な場合は、当部へお問い合わせいただければ幸いです。

 

今年についてですが、当部管内において海に関わるビッグプロジェクト等は予定されておりませんが、引き続き感染防止対策を図りながら、事故防止、犯罪抑止の活動を精力的に実施してまいります。

 

最後になりますが、まだまだ厳しい冬が続きます。

先に申し上げた通り、冬季に死亡事故が連続で発生しております、冬季は風、波、海水温等気象海象が厳しい状況となっております。海上、海岸に行く際には、気象情報をご確認の上、無理をされないようにお願いします。

海で、事件、事故、見慣れない船など見かけられましたら、局番無しの118番へ通報をお願いします。

それでは、今年の茨城県周辺海域の安心、安全とコロナの早期終息を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

どうか本年もご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

RIMG0009

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R4.12.2

 

【転覆死亡海難発生】

 

 11月30日にプレジャーボート(2名乗組み)の転覆海難が大洗町沖にて発生し、残念なことに乗船していた1名の方がお亡くなりになりました。

この場をお借りし、ご冥福をお祈りいたします。

事故原因は現在調査中であり全容解明には至っておりませんが、生存された方の言等によりますと、事故海域付近で釣りをしていたところ、横波を受けて転覆し、2名とも海に投げ出され、死亡された方が転覆した船体の下になっていたため、生存された方が引き出したそうです。

なお、両名とも膨張式救命胴衣を着用されていましたが、自動膨張はしなかったため、生存された方が、両名分を手動で膨張されたそうです。

当時の気象海象は、曇り、北東の風7m/s、北東の波2m、北東のうねり1m、気温17度、海水温度15度とのデータがあります。なお水戸地方気象台から波浪注意報が発表されておりました。

 

先ほど申し上げたとおり、事故原因等の全容解明には至っておりませんので、本事故に関してということではなく、一般的な事項として、プレジャーボートで海で楽しむ場合の注意点を次にあげます。

【自船の安全確保3か条】

●発航前点検

 船体、エンジン周り、燃料、潤滑油、バッテリー

 最新の気象・水路情報

●常時見張りの徹底

他船の動向、浅瀬・定置網などの状況把握

●故障時の救助支援者の確保

事故で最も多い機関故障。発生に備えて仲間の船やマリーナの救助艇等の確保

【自己救命策確保3つの基本】

●ライフジャケットの常時着用

●連絡手段の確保(防水パック等で防水機能を有した携帯電話)

●118番の活用(海の事件事故は118番)

【膨張式救命胴衣の点検整備】

膨張式救命胴衣は経年及び使用により劣化することが知られております。正常な状態に保つために定期的な点検整備と使用前点検が必要と言われております。詳細は取扱説明書をご確認ください。

 

膨張式救命胴衣の自己点検の一例

@   胴衣本体

外観(気室布の穴や破れ)、漏れの確認

A   ガス充気装置

ガスボンベの異状(錆、破損、封板の穴(使用済み)の有無等)等

B   補助送気装置(口で息を吹き込むチューブ)

C   附属品、保護カバー等

バックル、ベルトの破損の有無等

 

 

 

転覆状況

転覆状況

 

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R4.10.28

 

【11月1日は何の日? 〜日立灯台を一般公開します〜】

 

 間もなく11月1日が参ります。

 11月1日は、何の日かご存じでしょうか?

 ネットで調べてみました。

 「計量記念日」、「自衛隊記念日」、「生命保険の日」、「犬の日」、「点字記念日」、「すしの日」、「紅茶の日」、「本格焼酎の日」、「泡盛の日」、「川の恵みの日」、「野沢菜の日」、「古典の日」、「教育の日」などがあるそうです。結構たくさんあることに驚きました。

 

 さて、海上保安庁にとっても重要な日となっております。

 海上保安庁では、11月1日を「灯台記念日」と定めております。

日本初の洋式灯台である観音埼灯台(神奈川県横須賀市)の起工日が「明治元年(1868年)111日」であることから「111日」を「灯台記念日」と定めているところです。

「灯台記念日」を記念しまして、次の2つのイベント等を実施予定です。

 

11月1日に、当部の航路標識業務に功績のあった2団体に私からの感謝状を贈呈いたします。

≪後日、贈呈の状況をこの「部長の部屋」でお知らせしたいと思っています≫

●11月3日(文化の日)に、「日立灯台」を一般公開いたします。

日立灯台は、日立市大みか町にある「古房地公園」内にあります。

公開時間は、午前10時から午後4時までとなっております。

灯台内部の階段を上っていただき上部の踊り場からの眺望は素晴らしいものとなっております。(当日の天気が良いことを祈ります。)

パネル展示、灯台カードの配布、3D海図の展示、ミニ制服着用体験などもあり、普段あまり体験できないものとなっておりますので是非お越しください。

 

●実は、あとひとつ11月1日に楽しみにしていることがあります。当部主催ではないので、終了後にお知らせいたします。

 

【観音埼灯台の写真】                                                          【日立灯台の写真】

図1           

 

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R4.10.13

 

【巡視船あかぎ一般公開 –お待たせしました3年ぶりです−】

 

令和4年10月16日(日)に、那珂湊港において「みなと産業祭」が開催されます。

多くのブースやステージイベント、また船舶の一般公開が予定されているイベントになっております。

当部もこの「みなと産業祭」に参画予定です。

当部には、巡視船艇は2隻所属しておりますが、そのうちの1隻の「巡視船あかぎ」の一般公開を実施します。

コロナ禍や荒天等により、当部としての巡視船一般公開(公開先を限定しての「特別公開」は除きます。)は永らく実施できておらず、令和元年7月の日立港まつり以来の3年ぶりとなります。

岸壁から巡視船への乗り降りは舷梯(手すり付きの渡り板のようなもの)で、行っていただきますが、基本的にどなたでも見学可能です。

急な階段や突起物があったり、揺れもありますので、ヒールの高い靴やスカートはお勧めしません。

当日は、海上保安庁のキャラクター「うみまる」も応援に駆け付ける予定です。

公開時間は、【午前の部】午前10時から11時30分、【午後の部】午後1時から午後2時30分となっております。

予約は不要で当日受付順に見学していただくこととしております。是非この機会に、お越しください。

 

P1000060

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R4.09.27

 

【秋の事故ゼロキャンペーン】

 

例年秋季においては、磯場等の陸上及びプレジャーボート、ミニボート、遊漁船を用いた海釣りが活発化する傾向にあります。

そのため、海中転落等の釣行者の事故の蓋然性も高まってまいります。

第三管区海上保安本部管内の官民関係機関団体による「海の安全運動推進連絡会議」では、令和4年10月1日から10月10日の10日間を「秋の事故ゼロキャンペーン」と称して、事故防止活動を実施することとしており、茨城海上保安部においても同事故防止活動を実施いたします。

 

 

海釣りに行かれる方におかれては、

●自己救命策確保3つの基本

「ライフジャケットの常時着用」「携帯電話等、連絡手段の確保」「118番の活用」

●無理をしない

 釣りに行く際は事前に釣り場所の天気予報を確認しましょう。

 自分の体調も考慮し、決して無理はしないようにしましょう。

 また、急な雨や雷、風、波や流れなどは時間とともに変化します。自然環境の変化に注意しましょう。

 なお、台風の進路予想が茨城県に影響が少なそうな遠方を通る場合においても、台風の影響で波が高くなる場合があるので波浪予想等への注意が必要です。

●単独行動をしない

 ライフジャケットを着て仲間と行動していれば、万が一海に落ちてしまっても、救助される可能性が非常に高くなります。

仲間と一緒に釣りを楽しみましょう。

●立入禁止区域に入らない

 立入禁止区域が設定されている場所(防波堤等)には絶対に入らないようにしましょう。

●釣行計画を第三者に伝える

 釣りをする場所・帰宅予定時刻を家族や釣り仲間などの、第三者に予め伝え、定期的な連絡を励行しましょう。

万が一事故に遭ってしまった場合、救助時間の短縮につながります。

自分の現在地を第三者と共有できるアプリなどを利用するのも効果的です。

 

を今キャンペーン期間中はもとより、釣行時には常に実施するようよろしくお願いします。

 

 

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R4.08.17

 

【関係機関団体との連携】

 

当部においては、従来から、取締り、テロ対策、海難救助等、様々な業務において警察機関、消防機関及び自治体をはじめとする関係官庁、日本水難救済会、小型船安全協会及び日本ライフセービング協会をはじめとする関係民間団体等と連携を密にし、海上の安心安全を図ってきております。

具体的には、官民合同訓練等を行い連携強化を図ってきているところでありますが、今年度、新たな連携強化の取り組みを行いましたので、ご紹介いたします。

 

1 ヘッドランド周辺では、離岸流が発生しやすいことが知られているところですが、事故防止指導を、警察署、自治体等と合同パトロールとして行いました。

2 海・河川・湖沼での水難事故発生が多くなる夏を前に、茨城県警本部地域部と合同で記者会見を開催し、事故防止を訴えました。

3 河川及び海での水上オートバイの暴走行為や騒音に関する苦情等が寄せられていることから、関係警察署と合同でパトロールを実施いたしました。

 

今後も継続して、関係機関団体と連携し、海の安全安心を守ってまいります。

 

RIMG2286  RIMG2178  図1

 

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 R4.08.17

 

【海上保安大学校学生採用試験 受付期間迫る!】

 

海上保安学校学生採用試験受付が、71928日に行われていたところです。

それに続き、私の母校である「海上保安大学校」学生採用試験の受付が間もなく始まります。

インターネットでの受付で、825日(木)090095日(月)の12日間となっております。

人事院のHP「国家公務員試験採用情報NAVI」(https://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.html)から申し込むこととなっております。

受験案内は、海上保安庁HPhttps://www.kaiho.mlit.go.jp/recruitment/)からもご確認ください。

一次試験は、1029日(土)、30日(日)の2日間で、茨城県内ですと一次試験の会場は、現状水戸市を予定しております(変更の可能性もあります。)。

 

今回の採用試験(一次試験)から変更となる点があります。試験種類は大きく分けて@基礎能力試験(多肢選択式)、A学科試験(多肢選択式)、B学科試験(記述式)、C作文試験ですが、前回までは、学科試験ABとも、数学、英語と物理又は化学の3教科でしたが、今回から物理又は化学が廃止され、数学と英語の2教科となりました。

文系を勉強していらっしゃった方にも受験しやすくなったと思います。

  数学の内容:数学TA、UB(数学Bは数列、ベクトル分野に限る)

  英語の内容:コミュニケーション英語T、U

 

今回の募集は、来年(令和5年)4月海上保安大学校入校の試験となります。

海上保安大学校は、海上保安庁の幹部を4年間のカリキュラムで養成する教育機関です。

私の母校でもあります。大学校での生活など疑問な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

四囲を海に囲まれている日本の海の安心・安全を守る志をお持ちの方、海上保安庁の幹部として我々と一緒に働きませんか?

お問い合わせ先としましては、第三管区海上保安本部総務部人事課(045-211-1118(代表))または茨城海上保安部管理課(029-263-4118)となっております。

よろしくお願いします。

 

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R4.08.16

 

【茨城海上保安部 探検ツアー 〜夏休み自由研究の題材にも〜 】

 

海上保安庁の業務については、まだまだ周知不足が否めません。

茨城海上保安部においても、イベント時にブース展示を行うなど、皆様方に当部の業務をご理解頂けるように努めているところです。

その一環として、当部としては初めて、希望された小中学生の子供たちをお招きして、業務説明を行うこととしました。

子供の頃から、海上保安庁という組織とその業務を知っていただきたいと思うとともに、夏休みの自由研究の題材にいかがかと思い企画した次第です。

7月28日と8月2日の2回に分けて実施いたしました。

新型コロナ感染症対策等もあり、人数を限定させていただき実施いたしましたが、各回5〜7名のお子様とその保護者の方にご参加いただきました。

業務説明については、海上保安庁の広報用DVDやお子さん向けのクイズなどで行い、体験として、指紋採取やロープワークなどを行い、巡視船あかぎや日立灯台を見学していただきました。

中には、「必ず海上保安官になる!」と言ってくれたお子さんもいらっしゃり、うれしい限りです。

参加していただいたお子さん、さらには興味深そうに説明を聞いていただいていた保護者の方も含め、海上保安庁の業務への理解が深まっていただいたものと思っております。

お子さんの、夏休みの自由研究も、学校の先生方もあまり知らなかった内容の、きっと素晴らしいものが出来上がるのではないかと思っております。

今後とも、海上保安業務へのご理解のほどよろしくお願いいたします。

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R4.07.21

【感謝状贈呈】

この度、海難に遭遇した方の人命を救助した功績により、私から3隻の船長様に感謝状を贈呈いたしました。

海難が発生したのは、令和4年6月16日でした。

那珂川河口において波を受け小型船が転覆し、乗船者6名全員が海に投げ出されたものです。

当初当部に入った情報では、3名は転覆した船につかまっているが、ほかの3名は流されてしまって行方不明状態である。とのことでした。

この情報を聞いた私は、転覆船につかまっている3名については、早急な救助によりなんとか助けることが可能だろう、行方不明者3名については、かなり生命の危険に直面している状態だと思っておりました。

それほど時間を置かずに、行方不明者3名発見、6名とも救助、生命に別状なしの旨の情報が続々と入り、ほっと胸をなでおろしました。

令和4年7月13日に、当部の会議室において

・漁船かもめ丸船長 岡部喜代治 様

・漁船あばらや丸船長 関根忠好 様

・茨城県立海洋高等学校 練習船はくあき船長 柳田翼 様

に対して、他の乗組員の方も救助していただいておりましたが、各船船長へ代表という形で感謝状を贈らせていただきました。

贈呈させていただいた後に、懇談会及び新聞記者からの取材という形でお話しを聞くこととなりましたが、かもめ丸の岡部様が当時の状況が目に浮かぶかの如く、臨場感のある巧みな話術で説明していただきました。

かもめ丸が出港時に岸壁上に消防車等が多数集まっていたので、何かがあったのではと付近海面を見たところ、まず転覆漁船に人がいるのが見え、さらには漂流している者を発見し、すぐに1人目を救助しようとしたところ、揚げるのが難しかったので、同じく転覆船に気づき付近に寄ってきたはくあきに揚げるのを依頼し、他の2人の救助に向かい、救助したそうです。

はくあきは託された1人を高校生も入り数人で引き揚げたとのことです。

あばらや丸は、同じく消防車等に気づき、消防水上オートバイが転覆船につかまっていた3人を救助したのち、あばらや丸に順次移乗させたとのことでした。

海上に漂流している人を見つけるはかなり困難なことですし、見失って救助まで時間がかかっていたなら、生命に危険が及ぶ事案であったと思っております。3隻とも海上での危険性をよくご理解いただき、迅速な救助活動を行っていただいたおかげで、6人全員が無事生還することができました。

重ねて、感謝申し上げます。

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 R04.05.18

【茨城海上保安部及び磯崎灯台70周年並びに同灯台公園化式典】

 

令和4年3月19日に「茨城海上保安部及び磯崎灯台70周年並びに同灯台公園化式典」を開催いたしました。

同式典には、当部とともに主催者としてひたちなか市長、来賓として梶山衆議院議員、大谷ひたちなか市議会議長(代理:加藤副議長)、前田鹿島港湾・空港整備事務所長、根本磯崎自治会長、川崎阿字ヶ浦自治会長、柴田ホテルニュー白亜紀社長、飛田海上保安協会茨城支部長、磯前那珂湊漁業協同組合長にご臨席いただいたほか、平磯保育園、海の子保育園の園児の方々に太鼓やエイサーの演舞をしていただきました。

みなさま大変ありがとうございました。

また、同式典終了後には、常陸那珂港に係留させた「巡視船ひたち(鹿島海上保安署所属)」を美乃浜学園の生徒の皆様・ご父兄を対象に特別公開を行いました。

1週間ほど前は当日の天気予報は雨天の予報が続いておりましたが、数日前になって、日中のみ晴れ間が見える予報へと変遷してまいりました。当日は、未明からの雨も止み晴天下で式典及び巡視船特別公開を開催することができました。終了後の夕方にはなんと雨がぱらつく状態となり、天が味方してくれた1日となりました。

 

茨城海上保安部は、現在から遡ること70年前である昭和26年7月の終戦時の混乱下に、陸上職員2名、救助艇1隻、乗組員4名の体制で、東京海上保安部那珂湊分室として産声を上げました。

発足後から現在に至る過程で周辺環境は大きく変貌を遂げ、原子力関連施設の設置、首都圏へのエネルギー、資材の供給、物流の拠点としての港湾施設の設置が行われており、未だ常陸那珂港においては、その整備が現在も進行中であります。

これらの環境変化もあり、当部も変遷してまいりました。当初の分室から警備救難署、海上保安署、海上保安部へと組織拡大を遂げ、さらには、鹿島海上保安署、日立分室の設置も行われ、磯前灯台敷地内にございました磯埼航路標識事務所との統合もございました。

発足当時から事務所の設置位置である那珂湊港の「那珂湊」を冠した組織名称を継続使用してまいりましたが、平成16年には管轄区域と名称の一致の目的から「茨城」への名称変更を行い、現在の「茨城海上保安部」となっております。

70年の間には、大規模な海難や事件の発生もあったところですが、関係機関との連携により、その全てを完結させてまいりました。

近年の記憶に残る事象としましては、当部庁舎も浸水被害を受けた「東日本大震災」があげられるところです。地震津波の発生の蓋然性は今後も変わることがないと考えられ、より一層緊張感を持って対応してまいります。

また、磯埼灯台も同じ年である70年前の昭和26年8月に茨城県内では初となる沿岸灯台として、灯をともしました。昭和28年8月に敷地内に「磯埼航路標識事務所」が設置され直接管理されるまでは、いわゆる「灯台守」による管理が行われておりました。70年の永きに亘り沿岸を航行する船舶の導となり、航行の安全を見守ってまいりました。

近年、灯台の観光資源の価値が高まっております。人工物でありながら自然にマッチするフォルム。中にはイケメンと表現する灯台ファンもいらっしゃるほどです。航行船舶から見やすい位置に設置しているため、逆に灯台敷地からの眺望は秀逸なものとなっております。

今回ひたちなか市様のご尽力により、敷地内にベンチ等を設置いただき公園化する運びとなりました。より一層の観光資源としての活用が望まれますし、「ひたちなか大洗リゾート構想」の一翼をも担えるものとなってくれることを望んでおります。

 

70年の永きに亘り、保安部として業務を行い、灯台を適正に管理できましたことは、関係機関の方々、地元にお住まいの皆様方のご理解・ご協力があってのものであり、この場をお借りし感謝申し上げます。

今後ともより一層のご理解ご協力を賜りますことをお願いいたします。

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R04.02.07

【未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール】

 

毎年開催している「未来に残そう青い海・図画コンクール」ですが、今回で22回目を数えることとなりました。

今回も前回と同様、応募者が手軽に描いてポストに投函できる「はがきサイズ」での作品募集となっておりました。

本コンクールは、将来を担う小中学生の子供たちに対する海洋環境保全思想の普及、海上保安業務への理解・促進を目的として、公益財団法人 海上保安協会との共催で平成12年から開催しているものです。

今回も全国の小中学生から15,489点もの応募がございました。

この応募いただいた作品のうち優秀な作品に、まずは本庁において、賞を決定いたします。

その後、茨城県から静岡県までの範囲から応募いただいた3,041点の中から第三管区海上保安本部で賞を決定いたします。

その後に、茨城県から応募いただいた188点の中から当茨城海上保安部で賞を決定いたします。

本庁の賞の中で、中学生の部において、常陸太田市立金砂郷中学校 後藤羽菜さんが見事海上保安庁長官賞を受賞されました。

当部では、各部門(小学生低学年の部、小学生高学年の部、中学生の部)毎に、茨城海上保安部長賞及び公益財団法人海上保安協会茨城支部長賞を決定することといたしました。

受賞された方々で可能な方に当保安部にお越し頂き贈呈式を1月16日(日)に行うこととして準備しておりましたが、皆さんもご記憶にあると思われますが、トンガの火山の大規模噴火による津波注意報発表により中止といたしました。

今後受賞者方々へ個別に賞状・副賞をお届けする予定としております。

なお、各賞受賞者は次の方々です。

 【茨城海上保安部長賞】

  ・小学生低学年の部 常総市立三妻小学校 皆葉陽來莉さん

  ・小学生高学年の部 桜川市立羽黒小学校 小池晃靖さん

  ・中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 後藤結以さん

 【海上保安協会茨城支部長賞】

  ・小学生低学年の部 常総市立三妻小学校 谷澤亜弥さん

  ・小学生高学年の部 桜川市立羽黒小学校 小池璃利華さん

  ・中学生の部 水戸市立第二中学校 山本真央さん

 なお、どの作品も力作揃いであったため、審査には私を含め審査員一同が大変苦労しました。

 特に、中学生の部の審査には中々結論が出ず、予定していなかったのですが、

  優秀賞 を 常陸太田市立金砂郷中学校 野口千瑛さん に贈呈することとし、

 また、今回のコンクールは「はがきサイズ」で募集していたのですが、「画用紙サイズ」での応募作品があり、審査員で協議した結果、規定外ではあるものの作品の内容が非常に優秀であったため、これも予定していなかった賞として

  特別賞 を 結城市立結城東中学校 仁平光莉さん に贈呈することとしました。

 受賞者の皆様大変おめでとうございます。どうかこれからも青く美しい海を未来に亘って残していく気持ちを持ち続けていただきますようよろしくお願いいたします。

 

小学校低学年の部(茨城海上保安部長賞)

【茨城海上保安部長賞】小学校低学年の部 常総市立三妻小学校 皆葉陽來莉さん 

 

小学校高学年の部(茨城海上保安部長賞) 

【茨城海上保安部長賞】小学校高学年の部 桜川市立羽黒小学校 小池晃靖さん

 

中学生の部(茨城海上保安部長賞)

【茨城海上保安部長賞】中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 後藤結以さん

                                   

小学校低学年の部(海上保安協会茨城支部長賞)

【海上保安協会茨城支部長賞】小学生低学年の部 常総市立三妻小学校 谷澤亜弥さん

 

小学校高学年の部(海上保安協会茨城支部長賞)

【海上保安協会茨城支部長賞】小学生高学年の部 桜川市立羽黒小学校 小池璃利華さん

 

中学生の部(海上保安協会茨城支部長賞)

【海上保安協会茨城支部長賞】 中学生の部 水戸市立第二中学校 山本真央さん

 

中学生の部(優秀賞)

【優秀賞】中学生の部 常陸太田市立金砂郷中学校 野口千瑛さん

 

特別賞

【特別賞】中学生の部 結城市立結城東中学校 仁平光莉さん

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R04.01.28

【巡視船いずの派遣を受けて合同救難訓練の実施】

 

昨年の話になり申し訳ないのですが、12月上旬に横浜海上保安部に所属する巡視船いずの派遣を受けて、各種合同訓練を予定いたしました。

しかしながら残念なことに、発達した低気圧の接近や事案対応のため、多くを中止とせざるをえませんでした。

中止した訓練の主なものは、茨城県警ヘリコプターの巡視船いずへの離着船訓練、ひたちなか市及び大洗町給水車への巡視船いずからの給水訓練の2つがありました。

訓練中止の報告が続く中、巡視船いずの派遣を受けての訓練スケジュール最終メニューであった「合同救難訓練」は、天候にも恵まれ実施することができました。

 

「合同救難訓練」の大きな目的は、消防機関との連携強化でありました。

訓練の内容は、貨物船の貨物倉内にある意識不明の要救助者を救助するというものです。

この想定は、貨物倉内は錆などが発生すると酸素を消費して錆びていく(酸化反応)ことがあり、この場合空気循環が行われにくい船倉内は酸欠状態となることがあり、そこに作業員が入ると酸欠で倒れることがあるというものです。

視察者から訓練状況が見やすいように、巡視船いずの開放された甲板上にロープで区切りそこを船倉底部とし、隣接してある巡視船構造物の上部を船倉トップとして訓練を実施しました。

海保は、「いず」の救助班を中心として「あかぎ」「よど」「なかかぜ」との混成チームで訓練にあたり、消防機関として大洗町消防本部のレスキュー隊、救急隊が訓練に参加していただきました。

それぞれの機関が連携することにより、意識のない要救助者を高低差のある底部からトップまで吊り上げ救助する訓練を行いました。

 

他機関との合同訓練は、実際に事故が起こった際に連携を確認する意味で非常に有効な訓練でもありますし、顔の見える関係を構築するのにも有効です。また、お互いの技術の情報を交換することが良い刺激にもなります。

 

さて、今回の訓練は実はもう1つ目的がございました。

我々海上保安庁を応援していただいている「海上保安友の会」という団体がございます。

茨城県には、「茨城海上保安友の会」がございまして、希望された会員約20名の方々に本訓練の見学をしていただきました。

当保安部の業務へのご理解をより一層深めていただくためのものでした。

実は、本訓練の連携の相手先である大洗町消防本部の消防長は大洗町長が兼任されておりますが、町長も昨年度友の会に入会していただき、今回は、大洗町長兼消防長という顔と友の会会員という顔の二つの顔で、ご視察いただきました。

 

今後とも関係機関団体との連携を図りつつ、業務に邁進してまいります。

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【新年ご挨拶】

 

当部HPご覧のみなさん、明けましておめでとうございます。

茨城海上保安部長 森本です。

年が明けましたから、新型コロナ感染症の猛威が日に日に大きくなってきておりますが、令和4年の新春にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。

旧年中は、当部業務へのご理解ご協力を賜り、まことにありがとうございました。今年もひきつづきどうかよろしくお願いいたします。

 

さて、昨年の当保安部管内*の海難発生状況ですが、大規模な海難の発生はありませんでしたが、船の事故が8隻、人身の事故が25人(うち死亡・行方不明者8人)の発生がありました。

つづいて、昨年の事件の件数ですが、検察庁に送致した件数となりますが、36件でした。

記憶に残るものとしてネットオークションを使用した営利目的のはまぐり密漁がございました。

令和3年は、海難・事故ともにやや増減はあるものの例年とほぼ同レベルの発生状況でした。

 

令和3年は、幸いにも、大きな事件や死傷者が多数発生する事故はございませんでしたが、皆様同様、新型コロナの影響が大きな年でありました。

予定していた巡視船・灯台の一般公開などを中止とせざるを得ない状況となりました。

皆様方に当部業務へのご理解を深めていただく機会がほぼ皆無といった状態でありました。

実際にお会いせずにできるものとして、当部HPがございますので、是非ご覧いただければと思います。

 

 海上保安庁全体のことを申し上げますと、ここ数年国民の皆様のご理解もあり、予算額、定員とも増加していただいているところであります。

大変ありがとうございます。

定員は増やしていただいておりますが、その分採用をしなくてはなりません。

随時募集を行っておりますので、是非受験をご検討される方やご家族の方は一度当部に足をお運びいただければと思います。

 

今年についてですが、当部管内において海に関わるビッグプロジェクト等は予定されておりませんが、引き続き感染防止対策を図りながら、事故防止、犯罪抑止の活動を精力的に実施してまいります。

 

最後になりますが、まだまだ厳しい冬が続きます。

海上、海岸に行く際には、気象情報をご確認の上、無理をされないようにお願いします。

海で、事件、事故、見慣れない船など見かけられましたら、局番無しの118番へ通報をお願いします。

それでは、今年の茨城県周辺海域の安心、安全とコロナの早期終息を祈念いたしまして、私の新年のご挨拶とさせていただきます。

どうか本年もご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

   茨城海上保安部管内:当部は、茨城県内のうち旧波崎町を除く陸上を管轄しております。この管轄している地域のうち、旧大洋町から旧神州町までを鹿島海上保安署が分担しています。ここで言う管内とは、茨城県内のうち北茨城市から旧鉾田町までの範囲の海上を表現しております。

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 R03.12.20

【乗揚げ事故の発生について】

 

今回は、プレジャーボートを運航する方へのお願いとして記載します。

去る12月6日に那珂川河口部の浅瀬にプレジャーボートが乗揚げる事故が発生いたしました。

乗組員の方には怪我を負われた方はいらっしゃったものの、不幸中の幸いで皆さん人命に異状はございませんでしたが、一歩間違えれば、人命に危険の及んだ事故であったと思っております。

さて、今回の事故の発生場所についてですが、那珂川の河口部分で古い橋脚跡や浅瀬が広く存在する箇所であり、加えて川からの流れ、海からの波浪、水深が浅くなることによる波高の増大などが複雑に影響を及ぼし、いわゆる「三角波」と呼ばれる波が発生する箇所でもあります。

この場所では、昨年も2隻の乗揚げ海難事故が発生している海域で、2年連続で発生したこととなります。

 

今回の事故の原因は現在調査中となっております。一般的に申し上げると、乗揚げ事故の原因として多いのは、「見張り不十分」、「船位不確認」、「水路調査不十分」が挙げられるところです。

〇 他の作業をしながら航行していたり、居眠りをしていたりして、前方や周囲の状況を確認しないまま浅瀬に乗揚げてしまうこと。

〇 レーダーやGPS、周囲の山や岬、防波堤などの建造物を起点としての自船の位置を確認しないまま航行して乗揚げてしまうこと。

〇 事前に海図や水路通報・航行警報、安全情報で浅瀬等の存在を確認しないまま航行して乗揚げてしまうこと。

などが考えられるところです。

 

乗揚げ事故は、生命や船体などの財産に大きく影響するばかりか、油の流出の可能性も高く環境への影響も大きくなる事故です。

船舶を航行させる際には、「見張りの徹底」、「船位の確認」「水路調査」を確実に行っていただくようお願いいたします。

なお、前述のとおり、那珂川河口には広く浅瀬が存在しており、三角波も発生しやすい環境下でありますので、特にこの海域を航行する船舶については、より一層の注意をお願いします。

座礁船(モザイク)

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R03.10.27

【木彫り工芸品の受贈】

 

10月26日(火)、茨城県古河市に在住されている宮師の塚原様から、かねてからお話を承っておりました、木彫り工芸品を受贈いたしました。

「海上安全」と揮毫された看板、「絆」と揮毫された看板、「無事カエル」と銘打ったカエル親子の彫像の3点を1セットとして、これを2セットいただきました。

「海上安全」は、まさに海保の業務そのものであり、「絆」は関係機関団体との連携を重要視している当庁にとって結びつく言葉であり、「無事カエル」は事故なく港に帰ってくることを願うことからマッチするものです。

 

1セットは茨城海上保安部、もう1セットは鹿島海上保安署で飾らせて頂く予定で、海保職員のみならず庁舎を訪れる関係機関をはじめ様々な方々のお目に留まっていただきたいことから玄関等への展示を検討しています。

 

まことに素晴らしい工芸品をいただけたことから、私から塚原様へ感謝状を贈呈させていただきました。

30年前くらいから各所へ贈呈されているとのことで、「絆」の看板は東日本大震災以降から贈呈するようになったとのことでした。塚原様の自宅兼工房の一角には贈呈された各所からいただいた感謝状が数多く掲示されておりました。(数を数えようと思いましたが、途中で断念するほどの多さでした。)

 

感謝状をお渡しした後、塚原様から、『「絆」の1枚は原木の形を生かした形状としており、これは太平洋の荒波をイメージしております。』とご説明いただきました。

ふと、その裏面を見ると「勇往邁進」の文字が揮毫されていたので、「これは、各所に贈られるとき全てこの文字を裏に刻んでいるんですか?」とお聞きしたところ、「いいえ、贈る場所ごとに変えており、今回は海上保安部をイメージした言葉を選びました。」とのことでした。

「太平洋の荒波」の裏に「勇往邁進」の文字。

 わが海上保安庁に対する期待をひしひしと感じ、身の引き締まる思いがいたしました。

 

 今回のお話は、直接的には大洗町長様からのご紹介から始まったことでありますが、他にも多くの方々が関わっていただいております。

受贈及び感謝状贈呈を行うに際して、間を取り持っていただいた 県議会議員森田様、八千代町議会議員安田様、木材(ケヤキ)をご提供いただいた(有)大谷組代表取締役会長大谷様には、ご同席もいただきました。

 塚原様をはじめ関係された方々、誠にありがとうございました。

 

 関係機関団体との「絆」のもと連携を強固なものとし、各船各人が「無事カエル」ことのできる「海上安全」のため、「勇往邁進」してまいります。

 

  勇往邁進:恐れることなく、自分の目的・目標に向かって、ひたすら前進すること。(出展:三省堂 新明解四字熟語辞典)

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R03.07.26

【「海の日」海事関係功労者等表彰】

 

7月26日(月)、関東道運輸局茨城運輸支局、関東地方整備局鹿島港湾・空港整備事務所及び当部の三者での共催により、令和三年「海の日」表彰式典を実施しました。

永きに亘り業務に精励された功績により、海上保安庁関係では、5名の方に感謝状等を伝達・贈呈することとなりました。

当日ご都合のついた 茨城海上保安友の会 理事 生田目 千代子 様 に 海上保安庁長官感謝状 を 茨城県水難救済会那珂湊支部救難所 救助員 山崎 勇 様 に 私からの表彰状 を伝達・贈呈いたしました。

永年に亘り、支援を頂き、ボラティアでの救助活動を行っていただき、誠にありがとうございます。

当日、ご都合のつかなかった6名の方々には、後日改めて感謝状等をお渡しすることとしております。

改めまして、受賞された8名の方々にお祝い申し上げます。永年にわたる業務精励まことにお疲れ様です。今後ともご活躍されることを祈念しております。

本日この表彰式を開催するにあたりまして、改めて、海の安全・安心は、海保のみで確保できるものでは無いのだなという思いがつのりました。これからも関係機関・団体の方々と連携を強め海上の安全・安心の確保に努めてまいります。

 

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【大洗町長ご視察】

 

前回投稿の「大洗サンビーチ官民合同水難救助訓練」において、大洗町長が大洗町消防本部消防長として参画いただき、訓練後の講評も頂いたところですが、訓練中においては、常に行動を共にさせていただいておりました。

その場で海保や当部への質問等もあったところですが、急遽当部をご視察いただくこととなり、訓練の4日後の7月1日に行うこととなりました。

ご視察当日は、まず保安部にお越し頂き、私から資料を用いて、当庁全体の概略説明、当部の組織、勢力から始まり、ここ数年の事件、事故の発生状況などを説明させていただきました。

大変、興味深くお聞きいただき、海に面している自治体の長として、海の安全への興味は多いにお持ちであることが、よくわかりました。

説明が終了した後には、移動をしていただき、まさに大洗町にある大洗港を基地としている巡視船「あかぎ」の視察をしていただきました。

少々、小雨まじりの天候で船外はあまり見ていただくことはできなかったのですが、ここでも興味津々という感じで多くの質問をいただいておりました。

自治体の方々をはじめとして、関係機関との連携無くして当部業務は成り立ちませんので、ご理解をしていただいたことを連携強化に向けて大きな前進であったと思っております。

 

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【大洗サンビーチ官民合同水難救助訓練】

 

ご存じの通り、今年の茨城県内海水浴場の開設は3か所のみの予定となっております。

コロナ禍の中、多くの海水浴場の不開設が決定しておりますので、この夏においては、多くの海水浴客が開設している3か所の海水浴場を訪れることが予想されます。

多くの方が訪れれば事故の蓋然性も高くなりますので、合同訓練を実施いたしました。

この訓練は昨年から実施しているものですが、昨年は水戸警察署、大洗町消防本部と当部の三機関での合同訓練でありましたが、今年においては、さらに茨城県ライフセービング協会とJAPAN WATER PATROLの2民間救助機関の参画も得まして、参加勢力を拡大して「大洗サンビーチ官民合同水難救助訓練」として、実施いたしました。

海水浴中に溺れた要救助者4名を(海上保安庁ヘリコプターが天候に参加できなかったため3名に減らした訓練となりました。)各機関が連携し救助するというもので、各機関が保有している、船、車両、ボート、水上オートバイ、ドローン、レスキューボード、水陸両用車(海に入れる車いす様のもの)などの勢力・資器材を活用して訓練を実施いたしました。

訓練を通じ、各機関の連携を確認することができ、今後の救助作業に資するものとなりました。

この部屋をご覧になってる皆様におかれましては、海水浴に行かれる際には、開設され監視員等で安全管理がなされている海水浴場を選択されるようにお願いします。

過去5年間当保安部管内で6【】8月に遊泳中の事故での死亡者は12名でした。このうち海水浴場外であったり、開設期間外であったり、監視員のいない場所で遊泳していて死亡した方は、11名でした。ほとんどが監視員のいない場所で起こっています。

ご自身、お子さん、ご家族、ご友人の命を守るための第一歩目は、海水浴に行かれる場合は、監視員のいる海水浴場を選択することだと思います。

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【自己紹介】

 

当部HPをご覧のみなさま、はじめまして、茨城海上保安部長の森本と申します。

令和3年3月15日付で部長を拝命いたしました。これからどうぞよろしくお願いいたします。

今回は、わたくしの自己紹介を行いたいと思います。

生まれは、福岡県北九州市です。

広島県呉市に所在する海上保安大学校を卒業後、平成元年に鳥取県境港の巡視船を皮切りに、その後各地を転々としております。

最も北は、前職である稚内海上保安部、西は、厳原(現在の対馬)、南は(それほど南ではありませんが)、宇和島となっております。

茨城勤務は、初めてでありますが、三管区勤務は、本部が2回、千葉が1回と今回で4回目となります。

茨城の印象としましては、まずは、非常に歴史深い土地柄であることです。歴史に関する資料館が多くみられ、今後拝見するのが楽しみです。

また、景勝地がかなり多くあると聞いております。着任するなり、職員から「あそこは見るべきですよ、ここもいいですよ、あそこは外せないかな?」等、とても一度には覚えきれない情報量を叩き込まれました。

まずは、ネモフィラを拝見し、ただただその景色に感動するとともに、雑草の少なさに、さぞや職員の方々はご苦労されているのだろうなと感じました。

さらには、海産物・農産物が豊富なことです。

前面に広大な太平洋を持ち、広い平野に多くの河川が存在する環境があって、豊かな自然の恩恵をいただいているのだなと感じました。

趣味については、数年前にランニングを始めましたが、コロナ禍で軒並み大会が中止となり、モチベーションも上がらず休止していたところですが、最近になって再開を試みているところです。

それでは、今後とも当部業務へのご理解ご協力のほどをよろしくお願いします。

この「部長の部屋」というコラムは、皆様方に伝えたい事象が発生した時点で不定期に更新してまいります。