更新日:2022年2月7日
船舶運航者
マリンレジャー
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発航前点検を実施しましょう→運航不能防止
エンジントラブルやバッテリー過放電などにより航行不能となる海難が多く発生しています。
これらのほとんどは点検整備で防止できますので、まずは発航前の点検をお願いします。
また、発航前点検だけでは発見できない不具合もありますので、専門業者による定期的な点検整備も併せて行いましょう。
見張りの徹底を→衝突防止
船舶海難で最も多い海難は衝突海難です。その主な原因は見張り不十分によるものです。
航行中はもちろんのこと、作業中・操業中も周囲の見張りを徹底しましょう。
→定置漁具の敷設情報走錨に注意→乗揚げ・衝突防止
走錨は乗揚げや衝突海難を引き起こす原因となります。
自船及び周囲の船舶の状況、気象海象の確認、無線の聴取を行い、適切な守錨当直を実施してください。
強風の場合は、錨だけで船位を保持することは困難ですので主機関・スラスターを直ちに使用できる状態にしてください。また、走錨の可能性がある場合は機関等を使用し、船首を風に立て、船位を保持してください。
→「走錨に注意」パンフレット(八戸海上保安部)釣り中の海中転落に注意
釣り中に海中転落する事故が多発しています。
釣りに行く際には、事前に気象海象の確認をし、単独行動はなるべく避け、立入禁止区域内での釣りは止めましょう。
遊泳中の事故について
遊泳中の事故の多くが、海水浴場以外で発生しています。
海水浴場以外の海域は、遊泳に対する安全管理がなされていませんので、海水浴場以外での遊泳はやめましょう。
自己救命策の確保について
1 救命胴衣の着用
船の事故による死亡の原因のほとんどは溺水です。
海中転落した際に、救命胴衣を着用していた方の約9割が助かっているのに対し、非着用者の方の半分は亡くなっています。
救命胴衣は必ず着用しましょう。
また、最近は様々なタイプのものがありますが、海中転落時等に脱げたりしないよう正しく着用しましょう。
2 連絡手段の確保
海中転落したあとに、速やかに救助を要請するために、携帯電話・スマートフォンは常に身に着けておくとともに、防水パックに入れるか防水機能があるものを使用しましょう。
3 海のもしもは118番
救助を要請する際には、海上保安庁の緊急ダイヤルは118番です。118番通報すると大体の位置を特定することや必要な情報をいち早く確認することができます。海で何かあった場合はすぐ118番へ連絡しましょう。
情報発信元
八戸海上保安部 交通課
電話:0178-32-4691