灯台は、操船者にその所在が分かり易くなるよう、昼間の誘目性や視認性を高めるために彩色されています。
このため、大きな灯台の多くは、暗い背景に対して視認しやすい白色に仕上げられています。
例えば、岬の先端にあるような白亜の大きな灯台などは、遠方からでもよく目につきます。
ところが、冬期、雪により白一色となる降雪地域では、白い灯台は背景に吸収され見えにくくなってしまう怖れがあります。
このため、一部の灯台は灯塔が赤白や黒白の横じま模様に彩色されています。
しましま模様の灯台は、東北や北海道の降雪地域に多くあります。